8月27日に行われたJ1リーグの川崎対鹿島戦は、
鹿島が内容で勝りながら負け
川崎が内容で劣りながら勝つ
という、勝利がすべての「鹿島る・常勝鹿島」が「内容」を求め、近年内容でも勝負でも勝ってきた「エンタメ&勝つ川崎」の方が「内容」が薄まり「勝利」だけの傾向が濃くなってきていると思わせられる試合となった。
川崎は中村憲剛&三笘薫選手が、Aggressiveに、Beautifulに、Creativeに面白み溢れる試合を演出していた時に比べるとエンタメ性は薄まっている。
山根選手と家長選手の創造性と、花開きつつあるマルシーニョ選手アグレッシブさが、現在の川崎の試合におけるエンタメ性の中心になっているように思います。ブレークする選手が1~2人出てくれば新しいエンタメサッカーが見れるのではと期待していますが、ブレークするのはなかなか難しい。
ただエンタメ性が薄まっても、なぜか対戦相手が見ていて楽しいパフォーマンスを発揮する試合が多いので、相変わらずに川崎の試合は面白い。
特に今回の鹿島には驚いた。ボールを支配した。勝負に負け内容に勝った。なぜかファーのゴールエリアへめがけたクロスを多用している印象がありゴール手前の創造性がワンパターンに感じたが、そこまでは川崎を圧倒していた。つまりゴール1歩手前まで既にデザインができているということなのか?非常に興味をそそられた。
川崎のエンタメ度
エンタメ要素 | スマイル | 合計 |
---|---|---|
アグレッシブ Aggressive | 6 | 18 |
ビューティフル Beautiful | 5 | |
クリエイティブ Creative | 7 |
エンタメ度について
味付け風味
Entertaiment(面白い)度
要素
- Aggressive(アグレッシブ)
- Beautiful(ビューティフル)
- Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
- シュート多く
- 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)
個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。
Creative(クリエイティブ)
- アッと驚く意外性のあるプレー
フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。
そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化(試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。
ただし、この採点は個人的好みによるものです。
個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表
「試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。
または、後から視聴する場合の「見たい順」
結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル
」になる試合をするチームの順番。No | チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|---|
1 | 横浜F・マリノス | J1 | ポステコグルー、ケヴィン・マスカット |
2 | 川崎フロンターレ | J1 | 鬼木達 |
3 | サッカー日本女子代表&U-20 | 代表 | 池田太 |
4 | サンフレッチェ広島レジーナ | WE | 中村伸 |
5 | ロアッソ熊本 | J2 | 大木武 |
6 | アルビレックス新潟 | J2 | 松橋力蔵 |
7 | サンフレッチェ広島 | J1 | ミヒャエル・スキッベ |
8 | マンチェスターシティ | プレミア | ペップ・グアルディオラ |
9 | セレッソ大阪 | J1 | 小菊昭雄 |
10 | サガン鳥栖 | J1 | 川井健太 |
11 | 東京23FC | 関東1部 | 小松祐己 |
※課題
視聴できているチームは限られる。
理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。
逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。
※欧米と日本のフットボールは別競技
欧米と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧米と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。
例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。
そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。