8月28日に行われた決勝戦。「正確なロングクロス&上手い抜け出し」という個のクオリティからの2点とハンドのPKで3点ビハインドになったが、ボールを丁寧に繋いで「テクニカル&コンビネーション」で何度も相手ゴールに迫るなど、これまで通りビューティフルなパフォーマンスを楽しむことができた。
エンタメ要素 | スマイル | 合計 |
---|---|---|
アグレッシブ Aggressive | 7 | 23 |
ビューティフル Beautiful | 9 | |
クリエイティブ Creative | 7 |
今回の大会で日本のスタッツの特徴は、オランダやスペインなどパスワーク指向のチームにはポゼッションもシュート数も上回り、フランスやブラジルなど個のタレント指向のチームにはポゼッションは上回るがシュート数で下回っているようです。
ディフェンス面でのパフォーマンスの向上という観点から見ると、スペイン戦だけでなく、倍近くのシュートを受けた準々決勝のフランス戦や準決勝のブラジル戦など強烈な個のクオリティへの対策がカギとなりそうです。
日ごろから体感できる欧米クラブへの移籍が徐々に増えていますし、WEリーグでボール保持からの「テクニカル&コンビネーション」をアップデートしながら「個のパフォーマンス」を向上させ、戦術表現にアクセントを加えてもらえるとWEリーグ内での対策にもなるし、現在でも見て楽しいWEリーグがもっと華やかで彩り豊かなエンタメ・フットボールになると思う。
「美味しい」が「食文化」になるように
「楽しい試合」が「エンタメ・フットボール文化」になる
文化の道が強化の道!
視聴履歴
【エンタメ度】日本2-1ブラジル(U-20女子W杯準決勝)
【エンタメ度:スリリング】日本 3-3(PK5-3) フランス(U-20女子W杯準々決勝)
【エンタメ度】U20女子日本代表のグループステージ(FIFA U-20女子W杯)
エンタメ度について
味付け風味
Entertaiment(面白い)度
要素
- Aggressive(アグレッシブ)
- Beautiful(ビューティフル)
- Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
- シュート多く
- 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)
個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。
Creative(クリエイティブ)
- アッと驚く意外性のあるプレー
フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。
そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化(試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。
ただし、この採点は個人的好みによるものです。
個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表
「試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。
または、後から視聴する場合の「見たい順」
結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル
」になる試合をするチームの順番。No | チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|---|
1 | 横浜F・マリノス | J1 | ポステコグルー ケヴィン・マスカット |
2 | 川崎フロンターレ | J1 | 鬼木達 |
3 | 日本女子代表&U-20 | 代表 | 池田太 |
4 | サンフレッチェ広島レジーナ | WE | 中村伸 |
5 | ロアッソ熊本 | J2 | 大木武 |
6 | アルビレックス新潟 | J2 | 松橋力蔵 |
7 | サンフレッチェ広島 | J1 | ミヒャエル・スキッベ |
8 | マンチェスターシティ | プレミア | ペップ・グアルディオラ |
9 | セレッソ大阪 | J1 | 小菊昭雄 |
10 | サガン鳥栖 | J1 | 川井健太 |
11 | 東京23FC | 関東1部 | 小松祐己 |
※課題
視聴できているチームは限られる。
理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。
逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。
※欧州と日本のフットボールは別競技
欧州と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧州と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。
例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。
そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。
狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポンと繋ぐフットボール
チーム例
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
日本女子代表&U-20 | 代表 | 池田太 |
ロアッソ熊本 | J2 | 大木武 |
東京23FC | 関東1部 | 小松祐己 |
狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポンと繋ぐフットボールは、魅力的に映り、日本人の感性にも合って「試合のエンターテインメント性における文化」になる可能性もあるのではないかと期待している。
日本と欧州の都市構造という文化面を比較して考えると、日本の都市部は狭いエリアに雑多な建物が混在していて、欧州は左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物で構成されているイメージ。
日本
都市構造 | 狭いエリアで雑多な建物 |
フットボール | 狭いエリアで数人がパスを繋ぐ |
欧州
都市構造 | 左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物 |
フットボール | 左右対称(シンメトリー)な配置で統一感のある距離間 |