アルビレックス新潟のフットボールを
高速道路を作って走って遊園地へ行楽に出かける
というイメージに例えてみました。
- ボランチがコースを整備して高速道路を開通させる
- センターバックが縦に速く高速道路にボールを走らせる
- 高木&伊藤選手がテクニカルなインターチェンジの役割を果たし最適な道を選択する
- 目的地の遊園地エリアでは連携と創造の遊びを満喫する
ところが今回の大分戦の前半はほとんど高速道路にボールを走らせてもらえなかった。後半はイメージのようなパフォーマンスができるようになったが、あと一歩足りない印象で1-0で大分の粘り勝ち。
エンタメ要素 | スマイル | 合計 |
---|---|---|
アグレッシブ Aggressive | 7 | 20 |
ビューティフル Beautiful | 7 | |
クリエイティブ Creative | 6 |
個人的に「試合のエンタメ性」を重視しているので「どちらが勝ったか?」は気にしないようにしていますが、やっぱり「楽しませてくれる試合をするチーム」が勝ってほしいという思いは自然に出てくるようで、今回に関してはなんで新潟が勝てなかったのか考えていた。
色々思いを巡らせたどり着いた結論は「大分の気合と一体感」が上回ったということ。
そこでめったに試合後の監督のコメントを聞いたり読んだりすることがないにもかかわらず今回は新潟と大分の両監督のコメントをホームページで読んでみた。
大分の下平監督のコメントが全てかなと思える。
引用元へのツイート
下平監督は2019年に横浜FCでシーズン途中に就任しJ1自動昇格を成し遂げたときに
就任時
- 第13節:14位
クラブの不敗記録
- 18試合不敗(12勝6分)
- その内7連勝もあり
という経験をしているようなので、その経験と自信からまだ今シーズンの自動昇格も諦めてないのかもしれない。
また大分の強化方針である「たくましさ」がこの試合に反映していて今後も継続して発揮されるとすれば、J1昇格(自動・プレーオフ)争いが益々激しくなりそうです。
引用元へのツイート
視聴履歴
【エンタメ度】岩手0-2新潟(J2・第33節・8月27日)
【エンタメ度】新潟vs熊本(第32節8月20日)
エンタメ度について
味付け風味
Entertaiment(面白い)度
要素
- Aggressive(アグレッシブ)
- Beautiful(ビューティフル)
- Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
- シュート多く
- 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)
個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。
Creative(クリエイティブ)
- アッと驚く意外性のあるプレー
フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。
そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化(試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。
ただし、この採点は個人的好みによるものです。
個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表
「試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。
または、後から視聴する場合の「見たい順」
結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル
」になる試合をするチームの順番。No | チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|---|
1 | 横浜F・マリノス | J1 | ポステコグルー ケヴィン・マスカット |
2 | 川崎フロンターレ | J1 | 鬼木達 |
3 | 日本女子代表&U-20 | 代表 | 池田太 |
4 | サンフレッチェ広島レジーナ | WE | 中村伸 |
5 | ロアッソ熊本 | J2 | 大木武 |
6 | アルビレックス新潟 | J2 | 松橋力蔵 |
7 | サンフレッチェ広島 | J1 | ミヒャエル・スキッベ |
8 | マンチェスターシティ | プレミア | ペップ・グアルディオラ |
9 | セレッソ大阪 | J1 | 小菊昭雄 |
10 | サガン鳥栖 | J1 | 川井健太 |
11 | 東京23FC | 関東1部 | 小松祐己 |
※課題
視聴できているチームは限られる。
理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。
逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。
※欧州と日本のフットボールは別競技
欧州と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧州と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。
例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。
そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。
狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール
チーム例
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
日本女子代表&U-20 | 代表 | 池田太 |
ロアッソ熊本 | J2 | 大木武 |
東京23FC | 関東1部 | 小松祐己 |
狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボールは、魅力的に映り、日本人の感性にも合って「試合のエンターテインメント性における文化」になる可能性もあるのではないかと期待している。
日本と欧州の都市構造という文化面を比較して考えると、日本の都市部は狭いエリアに雑多な建物が混在していて、欧州は左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物で構成されているイメージ。
日本
都市構造 | 狭いエリアで雑多な建物 |
フットボール | 狭いエリアで数人がパスを繋ぐ |
欧州
都市構造 | 左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物 |
フットボール | 左右対称(シンメトリー)な配置で統一感のある距離間 |
基礎と流儀の職人集団系とチャレンジ大好き外資系
基礎と流儀の職人集団系
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
川崎フロンターレ | J1 | 鬼木達 |
基礎(止めて蹴る)を極め
流儀(職人集団に合った状況判断・プレー選択)を体得した
一流の職人たちが
時代に合わせてチャレンジする
「伝統職人集団」的なチーム
チャレンジ大好き外資系
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
横浜F・マリノス | J1 | ポステコグルー ケヴィン・マスカット |
FC東京 | J1 | アルベル |
参考
…このゲームの重要性とか、この一戦に懸ける思いは僕自身もあったし、選手たちもそれを理解して一体感を持って戦おうというところで、特に守備のところでパワーを出してくれた。みんなが声を掛け合いコミュニケーションを取って、本当にハードな激しい守備をしながら最後はしっかり守り切るというゲームが出来た。
——「この一戦に懸ける思い」について、もう少し具体的に。
まずはプレーオフ圏内目前まで来ていて、そこで足踏みすることが多かったり、ここぞというときに勝てずに引き分けたりということがあった中で、またこういうゲームがやってきて、特にアウェイの新潟さんという上位チームに対して「ここは気合を入れて勝ちに行く」と言って臨んだ一戦だった。選手たちがそれを遂行してくれた。