試合エンタメ度

【エンタメ度】名古屋1-1川崎(J1 第22節 2022.9.14)

「総合職」の仕事人

守る(DF)繋ぐ(MF)仕事人、橘田選手がJ初ゴール!

もう一点取るビックチャンスもありました。

それだけ本人もゴールを意識しているようです。

まさに「総合職フットボール」の申し子になりそう?!

その「総合職フットボール」について過去の記事を振り返ってみる。

総合職フットボール

欧米と日本の仕事文化を比較したときに、どちらかと言えば

  • 欧米の仕事文化は「専門職」に強い
  • 日本の仕事文化は「総合職」に強い

イメージがあって、日本人は「総合職=総合ポジション」に強いフットボールが肌に合うかもしれないと考えています。総合(全部又は複数)のポジションをそつなくこなすので、試合中に「自由」にポジションを移動できる。これによって相手を惑わせることが可能になると考えられます。

 話を試合に戻すと、「自由」なポジション移動により相手をかく乱しながら、知念選手がアグレッシブにシュートを打ちまくる積極性が、かつての川崎の「勢い」を取り戻すエンジンになったように映った。

 アグレッシブなマルシーニョ選手は好調を維持しているし、後は若い選手のブレークが期待される。

 途中出場の宮城天選手のチャレンジが良かった。

 橘田選手が攻撃面での得意技を身に着ければ最高の「総合職」の仕事人になると思うのですが、求め過ぎだろうか?

参考:【エンタメ度】川崎4-0鳥栖(J1・第20節・8月31日)

夢想するジャパニーズ・フットボールの未来図

京都の激しいプレスに対してマリノスはどう対応したのか?

普段のマリノスならキーパーの高丘選手から繋ぐところ、高丘選手はロングフィードを多用した。

その高丘選手の対応から、試合の重要性や戦況を見極めチームの戦い方をコントロールしている印象を受けて、まるでキーパーが司令塔。

司令塔としてロングフィードでチームをコントロールする高丘選手のパフォーマンスに新しいフットボールへの期待が膨らんだ。

キーパーが司令塔で、ボールを散らし、アシストもし、スイーパーにもなる。

それ以外のフィールドの選手は多様なポジションをこなす総合職フットボーラーで、点も取るしアシストもする。控えという概念はなく20人が平均5点を取りチームのシーズン総計100点を目指すフットボール。

これが個人的に期待する未来のジャパニーズ・フットボールの一つ。

総合職フットボールの

ペップ・グアルディオラのマンチェスターシティが先に行くのかと思っていましたが、世界屈指のセンターフォワードであるハーランドを必要としたことで、ペップのがフィールドの選手がみんな点も取りアシストもする総合職フットボールのではなかったと考えられる。

スペイン語caminoカミノ
イタリア語camminoカンミーノ

歩く

スペイン語caminarカミナール
イタリア語camminareカンミナーレ

参考:教会で神の道を歩く

やっぱり、欧米は総合職より専門職のcamino(カミノ:)をcaminar(カミナーレ:歩く)方が自然で、日本は総合職の歩くことも自然なことなのかもしれない。

キーパーが司令塔スイーパー

他の選手は点も取りアシストもディフェンスもする総合職フットボーラー

(司令塔スイーパーキーパーも相当な総合職のような気がする)

ぶっ飛んだ発想ですがワクワク感もある!

参考:【エンタメ度】京都1-2横浜F・マリノス(J1 第26節 2022.9.14)

まさか日本代表も「総合職フットボール」を目指している?

MFとFWの表記が「MF/FW」と一括りになっている。

未来は「DF/MF/FW」だけの「総合職フットボーラー」か?

試合は川崎がお疲れ気味で終盤名古屋が猛攻を仕掛けるも1-1の引き分けに終わった。

ミニカー・チョロQ・フットボール

意外?だったのが名古屋の戦い方。長谷川健太監督になって何試合か見たことがあるかもしれないが、これと言った印象は残っていなかった。

しかし今回は名古屋の強みを感じた。

それは

セキュリティー&アジリティー

GK&DFの安心感(セキュリティー)とMF&FWのちょこまか感(アジリティー)

この試合は

カー!と言えば グーネット

の「プロトコーポレーション DAY」マッチ

名古屋の強みは

カー!と言えば

安全(セキュリティー)と走り(アジリティー)

特に走りに関しては、ちょこまか・ちょこまか、ビュンビュン・ビュンビュン、とまるでチョロQがフィールドを走り回っているかのよう!

名前の由来はチョロチョロ走るキュート(綴りは cute だが、語調 ([kjuːt]) からQに引っ掛け)な車

Wikipedia

とてもグー(good)でした。

カー!と言えば グー

カーは安全(セーフネット)第一!GK&DFの安心感!

カー!と言えば (セーフ)ネット

今回はメンバー構成によるものかもしれないが、今後のドライブ先に注目です!

エンタメ度
エンタメ要素スマイル合計
アグレッシブ
Aggressive
721
ビューティフル
Beautiful
7
クリエイティブ
Creative
7

視聴履歴

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エンタメ度について

味付け風味

Entertaiment(面白い)度

要素

  • Aggressive(アグレッシブ)
  • Beautiful(ビューティフル)
  • Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
  • シュート多く
  • 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)

個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。

Creative(クリエイティブ)
  • アッと驚く意外性のあるプレー

 フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。

 そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。

 ただし、この採点は個人的好みによるものです。

個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表

試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。

または、後から視聴する場合の「見たい順」

結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル」になる試合をするチームの順番。

イレブン(スペイン語:once:オンセ)
Noチームカテゴリー監督
1横浜F・マリノスJ1ポステコグルー
ケヴィン・マスカット
2川崎フロンターレJ1鬼木達
3日本女子代表&U-20代表池田太
4サンフレッチェ広島レジーナWE中村伸
5ロアッソ熊本J2大木武
6アルビレックス新潟J2松橋力蔵
7サンフレッチェ広島J1ミヒャエル・スキッベ
8マンチェスターシティプレミアペップ・グアルディオラ
9セレッソ大阪J1小菊昭雄
10サガン鳥栖J1川井健太
11東京23FC関東1部小松祐己
サブメンバー
Noチームカテゴリー監督
sub東京VベレーザWE竹本一彦

※課題

 視聴できているチームは限られる。

 理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。

 逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。

※欧州と日本のフットボールは別競技

 欧州と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧州と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。

 例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。

 そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。

狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール

チーム例

チームカテゴリー監督
日本女子代表&U-20代表池田太
ロアッソ熊本J2大木武
東京23FC関東1部小松祐己

 狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボールは、魅力的に映り、日本人の感性にも合って「試合のエンターテインメント性における文化」になる可能性もあるのではないかと期待している。

 日本と欧州の都市構造という文化面を比較して考えると、日本の都市部は狭いエリアに雑多な建物が混在していて、欧州は左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物で構成されているイメージ。

日本

都市構造狭いエリアで雑多な建物
フットボール狭いエリアで数人がパスを繋ぐ

欧州

都市構造左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物
フットボール左右対称(シンメトリー)な配置で統一感のある距離間

参考)【エンタメ度】熊本1-0東京V(J2・第33節・8月28日)

名所「スクランブル交差点」フットボール

 「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐこと」は大勢の人が「スクランブル交差点」を渡るイメージにどこか近いかもしれない。

 「スクランブル交差点」は全国にどれだけあるのか分かりませんが、日本人として特別のものという感覚ではなく普通のものだったと思います。そんな日本の日常が海外の人達にとって特別なものらしく渋谷のスクランブル交差点は日本旅行の名所となった。

日本人にとっては普通で、海外の人にとっては特別なもの

これは物凄い差別化になっていると考えられる。

日本人にとっては普通のフットボールで、海外の人にとっては特別なフットボール

それが日本フットボールの名所になるかもしれない。

「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール」が日本フットボールの名所「スクランブル交差点フットボール」になるかどうか注目したい。

参考)【エンタメ度】熊本1-0大宮(J2・第34節・9月4日)

基礎と流儀の職人集団系とチャレンジ大好き外資系

基礎と流儀の職人集団系

チームカテゴリー監督
川崎フロンターレJ1鬼木達

基礎(止めて蹴る)を極め

流儀(職人集団に合った状況判断・プレー選択)を体得した

一流の職人たちが

時代に合わせてチャレンジする

「伝統職人集団」的なチーム

チャレンジ大好き外資系

チームカテゴリー監督
横浜F・マリノスJ1ポステコグルー
ケヴィン・マスカット
FC東京J1アルベル

参考

ラーメン、カレー系の文化に発展するか?

 外資系「チャレンジ&カバー」フットボールを日本人が好み、自らの発想を加えながら日本風「チャレンジ&カバー」フットボールに発展させることができるのか?

 そうなってほしいと期待していますが、その筆頭に挙げられるのが松橋力蔵監督のアルビレックス新潟。ポステコグルーの下でコーチの経験を積んでいるようで、フットボールも似ている。

アルビレックス新潟のフットボールを

高速道路を作って走って遊園地へ行楽に出かける

というイメージに例えてみました。

  1. ボランチがコースを整備して高速道路を開通させる
  2. センターバックが縦に速く高速道路にボールを走らせる
  3. 高木&伊藤選手がテクニカルなインターチェンジの役割を果たし最適な道を選択する
  4. 目的地の遊園地エリアでは連携と創造の遊びを満喫する

 中国の面料理が日本のラーメンとなり、インドのスパイス料理が英国経由で日本のカレーとなったように、外資系「チャレンジ&カバー」フットボールが日本風「チャレンジ&カバー」フットボールになるのか楽しみです。

参考)【エンタメ度】横浜F・マリノス3-0湘南(J1 第25節 2022.9.3)