インドで開催中のU-17女子W杯
第1節でタンザニアと対戦した時の日本は
10月15日に行われたグループD第2節「日本対カナダ」では
「流れ星フットボール」をするのか、それとも…
カナダは「流れ星」対策を取ってきたのか、前の試合のように「縦にドリブル、縦にパス」が難しそうでした。
どうしたのか?
主に中盤の2選手が行く先を方向転換させていた。
星々が
太陽の周りを回り(公転)
自らも回転し(自転)
太陽系を構成する
が如く
中盤が
ボール保持者の周りを回ってパスコースをつくり(公転)
ボールを受けると自分をくるっと回転させて(自転)
相手のプレスをかわし局面を展開する
つまり
自転公転するスター(星)・フットボール
では「流れ星」は見られなかったのか?
いや、それが表れました。
「流れ星」の大量出現
それは
シュート流星群
ちなみに流星群の中には安定して多くの流星が出現する「三大流星群」というものがあるそうです。
三大流星群
流星群 | 出現期間 | 1時間当たりの出現数 |
---|---|---|
しぶんぎ座流星群 | 12月28日 -1月12日 | 45 |
ペルセウス座流星群 | 7月17日 – 8月24日 | 40 |
ふたご座流星群 | 12月4日 – 12月17日 | 45 |
※「1時間当たりの出現数」は、流星群の極大日(流れ星が最も活発な日)における1時間当たりの平均流星出現数
参考:https://www.nao.ac.jp/astro/basic/major-meteor-shower.html(国立天文台)
この試合で日本(JAPAN)が撃ったシュート(SHOT)を時系列に並べてみました。その数は三大流星群の1時間当たりの出現数には及びませんが、それでも「31本」まさに「シュート流星群」
時刻 | 流れ星 | シュート&ゴール | 選手 |
---|---|---|---|
9′ | ☆彡 | GOAL! (1-0) | KUBOTA |
12′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TANIKAWA |
13′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TANIKAWA |
14′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TANIKAWA |
16′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | HIWATARI |
17′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | NAKATANI |
18′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TANIKAWA |
19′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | HIWATARI |
20′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | HIWATARI |
24′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | OYA |
33′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | SHIRAGAKI |
37′ | ☆彡 | GOAL! (2-0) | SHIRAGAKI |
39′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TSUJISAWA |
45′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TSUJISAWA |
47′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | HIWATARI |
48′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | HIWATARI |
49′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | KONNO |
51′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TSUJISAWA |
52′ | ☆彡 | GOAL! (3-0) | TANIKAWA |
64′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | HIWATARI |
66′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TAKAOKA |
66′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | KONNO |
67′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TAKAOKA |
67′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | OKAMURA |
68′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | SHINJO |
70′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | NAKATANI |
77′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | SHIBATA |
77′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | TAKAOKA |
87′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | SHIRAGAKI |
87′ | ☆彡 | SHOT – JAPAN | SHIRAGAKI |
90’+2′ | ☆彡 | GOAL! (4-0) | TAKAOKA |
※参考)Report(fifa.com)
時期的にはハレー彗星を母天体とするオリオン座流星群があり、流星の出現数が1時間当たり20個を超えることはそれほどないようですが、U-17日本女子はオリオン座流星群を超えた「流れ星・シュート」を出現させた?!
- オリオン座流星群の出現期間:10月2日 – 11月7日
- U-17女子W杯の期間:2022/10/11(火)~2022/10/30(日)
試合結果
ハイライト
エンタメ度
エンタメ要素 | スマイル | 合計 |
---|---|---|
アグレッシブ Aggressive | 10 | 27 |
ビューティフル Beautiful | 9 | |
クリエイティブ Creative | 8 |
視聴履歴(U17女子)
【エンタメ度】U-17日本女子代表は☆彡流れ星☆フットボール☆彡
視聴履歴(U20女子)
【エンタメ度】日本1-3スペイン(U20女子W杯決勝)
【エンタメ度】日本2-1ブラジル(U-20女子W杯準決勝)
【エンタメ度:スリリング】日本 3-3(PK5-3) フランス(U-20女子W杯準々決勝)
【エンタメ度】U20女子日本代表のグループステージ(FIFA U-20女子W杯)
エンタメ度について
味付け風味
Entertaiment(面白い)度
要素
- Aggressive(アグレッシブ)
- Beautiful(ビューティフル)
- Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
- シュート多く
- 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)
個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。
Creative(クリエイティブ)
- アッと驚く意外性のあるプレー
フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。
そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化(試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。
ただし、この採点は個人的好みによるものです。
個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表
「試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。
または、後から視聴する場合の「見たい順」
結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル
」になる試合をするチームの順番。イレブン(スペイン語:once:オンセ)
No | チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|---|
1 | 横浜F・マリノス | J1 | ポステコグルー ケヴィン・マスカット |
2 | 川崎フロンターレ | J1 | 鬼木達 |
3 | 日本女子代表&U-20 | 代表 | 池田太 |
4 | サンフレッチェ広島レジーナ | WE | 中村伸 |
5 | ロアッソ熊本 | J2 | 大木武 |
6 | アルビレックス新潟 | J2 | 松橋力蔵 |
7 | サンフレッチェ広島 | J1 | ミヒャエル・スキッベ |
8 | マンチェスターシティ | プレミア | ペップ・グアルディオラ |
9 | セレッソ大阪 | J1 | 小菊昭雄 |
10 | サガン鳥栖 | J1 | 川井健太 |
11 | 東京23FC | 関東1部 | 小松祐己 |
サブメンバー
No | チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|---|
sub | 東京Vベレーザ | WE | 竹本一彦 |
sub | 浦和レッズレディース | WE | 楠瀬直木 |
※課題
視聴できているチームは限られる。
理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。
逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。
※欧州と日本のフットボールは別競技
欧州と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧州と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。
例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。
そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。
狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール
チーム例
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
日本女子代表&U-20 | 代表 | 池田太 |
ロアッソ熊本 | J2 | 大木武 |
東京23FC | 関東1部 | 小松祐己 |
狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボールは、魅力的に映り、日本人の感性にも合って「試合のエンターテインメント性における文化」になる可能性もあるのではないかと期待している。
日本と欧州の都市構造という文化面を比較して考えると、日本の都市部は狭いエリアに雑多な建物が混在していて、欧州は左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物で構成されているイメージ。
日本
都市構造 | 狭いエリアで雑多な建物 |
フットボール | 狭いエリアで数人がパスを繋ぐ |
欧州
都市構造 | 左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物 |
フットボール | 左右対称(シンメトリー)な配置で統一感のある距離間 |
参考)【エンタメ度】熊本1-0東京V(J2・第33節・8月28日)
名所「スクランブル交差点」フットボール
「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐこと」は大勢の人が「スクランブル交差点」を渡るイメージにどこか近いかもしれない。
「スクランブル交差点」は全国にどれだけあるのか分かりませんが、日本人として特別のものという感覚ではなく普通のものだったと思います。そんな日本の日常が海外の人達にとって特別なものらしく渋谷のスクランブル交差点は日本旅行の名所となった。
日本人にとっては普通で、海外の人にとっては特別なもの
これは物凄い差別化になっていると考えられる。
日本人にとっては普通のフットボールで、海外の人にとっては特別なフットボール
それが日本フットボールの名所になるかもしれない。
「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール」が日本フットボールの名所「スクランブル交差点フットボール」になるかどうか注目したい。
参考)【エンタメ度】熊本1-0大宮(J2・第34節・9月4日)
折り紙フットボール
実況でも耳にする
「良い形をつくりました」
「良い形ですね」
の「良い形」の「形」とは何なのか?
「形」を別の表現にしたらどうなるのか?
気になって思いついたのが
「良い形」→「良い作品」
その「作品」を日本風アートに絞って
「作品」→「折り紙」
になった。
つまり「折り紙フットボール」
狭いスペース(四角い千代紙)に
正確にボールを繋いで(折り目正しく折り目を付けて)つくる
良い形(良い作品=折り紙)
基礎と流儀の職人集団系とチャレンジ大好き外資系
基礎と流儀の職人集団系
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
川崎フロンターレ | J1 | 鬼木達 |
基礎(止めて蹴る)を極め
流儀(職人集団に合った状況判断・プレー選択)を体得した
一流の職人たちが
時代に合わせてチャレンジする
「伝統職人集団」的なチーム
チャレンジ大好き外資系
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
横浜F・マリノス | J1 | ポステコグルー ケヴィン・マスカット |
FC東京 | J1 | アルベル |
参考
ラーメン、カレー系の文化に発展するか?
外資系「チャレンジ&カバー」フットボールを日本人が好み、自らの発想を加えながら日本風「チャレンジ&カバー」フットボールに発展させることができるのか?
そうなってほしいと期待していますが、その筆頭に挙げられるのが松橋力蔵監督のアルビレックス新潟。ポステコグルーの下でコーチの経験を積んでいるようで、フットボールも似ている。
アルビレックス新潟のフットボールを
高速道路を作って走って遊園地へ行楽に出かける
というイメージに例えてみました。
- ボランチがコースを整備して高速道路を開通させる
- センターバックが縦に速く高速道路にボールを走らせる
- 高木&伊藤選手がテクニカルなインターチェンジの役割を果たし最適な道を選択する
- 目的地の遊園地エリアでは連携と創造の遊びを満喫する
中国の面料理が日本のラーメンとなり、インドのスパイス料理が英国経由で日本のカレーとなったように、外資系「チャレンジ&カバー」フットボールが日本風「チャレンジ&カバー」フットボールになるのか楽しみです。