J1リーグの第2節(2月26日)
サンフレッチェ広島 vs アルビレックス新潟
新潟の1点目は
昨シーズンから継続している「高速道路&遊園地」フットボールによって生み出された。
「高速道路を作って走って遊園地へ行楽に出かける」フットボール
- ボランチがコースを整備して高速道路を開通させる
- センターバックが縦に速く高速道路にボールを走らせる
- 高木&伊藤選手がテクニカルなインターチェンジの役割を果たし最適な道を選択する
- 目的地の遊園地エリアでは連携と創造の遊びを満喫する
2点目は
昨シーズン個人的に見た限り、高速道路がなかなか開通しない場合、たまに空路を使用するケースがありましたが、あまり成功したケースを覚えていません。
この試合ではたまたまなのか、それとも練習で精度を上げてきたのかわかりませんが、ゴールに繋がった。
前半は
遊園地まで到達して遊びを楽しむことができた。
後半は
一転して遊園地まで到達することがほぼできなかった。
昨シーズンも時々あったことですが、「高速道路を開通して遊園地で楽しむ」ためには相当のエネルギーを消耗し後半はエネルギーが切れて防戦一方という試合を何回か見た記憶がある。この試合もその展開になった。
もちろん広島がハーフタイムで選手交代を含めた対応によって、後半一方的に攻めることができたのかもしれないし、バランスが良いのでエネルギーが長持ちするのかもしれない。
広島は男子も女子も「良いフットボール」
「良いフットボール」とは
バランスの良いフットボール
個と組織のバランスが良いフットボール
バランスの良いパス回しに個の特徴を上手くミックスしたフットボール
女子もこの「良いフットボール」を展開し、昨シーズン結構良い内容と成績を残しています。ただ今シーズンは良いフットボールを継続していますが、結果が出なくなっている。
いくらバランスの良いフットボールだといっても対策されると、なかなか結果が出なくなるのかもしれない。今週末からWEリーグが再開する女子では「良いフットボール」バージョン2を期待しています。
男子の「良いフットボール」ですが、この試合だけの印象では「躍動感・フレッシュさ」が昨シーズンから若干薄れている気がした。
監督は「飴(勝ったら休日など)を与えて」選手のモチベーションを挙げるのが上手く、昨シーズンは「飴」が機能したような話を聞いたことがありますが、もしかして「おなか一杯」または「飴に飽きた」ので躍動感・フレッシュさが少し薄れてきたと仮定すると、選手自身が自らをモチベーションアップする必要があるのかもしれない。
たぶんこの見方は勘違いの可能性も高いので広島の試合を続けて見てみたい。
良いフットボールが1の矢だとすれば、2の矢、3の矢のフットボールも期待。
まだ2節、始まったばかり、若くて魅力的な選手が多いので、自らを盛り上げて「躍動感・フレッシュさ」溢れるフットボールを魅せてくれると思います。