B1リーグ(3月22日)
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs 広島ドラゴンフライズ
得点力に優れた両チームが頻繁にリードチェンジするシーソーゲーム!
最後の最後で名古屋のボールがリングの上を回りながら
入るのか、落ちるのか…、入った!勝った!!
名古屋の劇的なブザービーター!!!
この日のBリーグは他にも拮抗した試合が多かったようです。
この日のようなリードチェンジを繰り返す拮抗したシーソーゲームがBリーグを見るキッカケとなり、そのシーソーゲームを楽しんでいますが、個人的なBリーグの楽しみ方として、その他に応援文化とリーグ構造に関しての欧州やアメリカとの比較考察が楽しめるのではないかと思っている。
また、その文化の違いがBリーグの強みであり、アメリカのNBAに次ぐ世界第2位のバスケ・リーグに成長する原動力かもしれない。
そこで今回は特徴を簡潔にまとめてみた。
応援文化
欧州 | アメリカ(NBA等) | Bリーグ | |
---|---|---|---|
応援者 | サポーター | エンターテイナー | ブースター |
気持ち | サポート表現 | 自己表現 | 一緒一丸表現 |
手段 | チャントで応援 | 自己流の応援 | 声援・鳴り物で応援 |
リスペクト | スタンディングオベーション | スタンディングオベーション | うちわ作成タオル掲示 |
欧州はフットボールからの推測。
アメリカはアメリカ的と思われるものから推測。
リーグ構造
スポーツ | 欧州 | アメリカ | 日本 |
---|---|---|---|
捉え方 | 遊び | ショー | 教育 |
目的 | 同じレベルで楽しむ | デベロップメント | 人間形成 |
プロフェッショナル | 立派な社会人 | ||
リーグ | ピラミッド構造 | エンタメ集団 | 社会人リーグ |
トップ | ピラミッドの底辺が 拡大すればするほどトップ内の差が無くなる | デヴェロップメントした選手がプロのエンタメ集団に入団する | トップの選手が社会人のトップリーグに参加する |
その地域のスポーツに対する「捕らえ方・考え方」がリーグ構造に反映しているかもしれない。
戦力均衡
バスケは拮抗したシーソーゲームが面白い。
そのシーソーゲームを数多く実現させるためには、戦力の均衡が大切。
勝率で戦力の均衡が上手くいっているかを判断する場合、
6・3がキーワードになる?
上位チームの勝率は6割台
下位チームの勝率が3割台
この比率がリーグを盛り上げるのに適していて、ある程度「戦力が均衡している」と仮定すると、現在(43試合消化)のB1リーグは勝率1割台が3チーム、8割台が2チーム存在し上下の差が大きすぎる印象がある(競技以外の理由でチーム数が増えている事情もあるが)。
「一定以上の経営」を求める新B1が、勝率上位6割・下位3割の「戦力均衡」リーグを実現させるための方法になるかもしれない。
では欧州やアメリカはどのように「戦力の均衡」を測っているのか?
欧州は、底辺を拡大させることによって、ピラミッドの頂点のリーグに戦力が均衡するだけの人材を輩出する。
アメリカは、プロのエンタメ集団で戦力が均衡するためのデベロップメント(育成)を充実させて、さらに集団内部で調整を行う。
なかなか、地域性が感じられて興味深い。
Bリーグ(バスケ)の魅力
見るキッカケ
Bリーグが始まった頃に見たチャンピオンシップの試合が、劇的なシーソーゲームでファンの盛り上がりにも驚きバスケを見るキッカケになった。
世界のバスケ勢力図に疎かったが新B1構想を知ってBリーグが世界2位のリーグを目指せるポテンシャルがあることが分かり、別の興味が深まる。
- 力が拮抗している場合、試合終了まで勝負が分からないシーソーゲームを繰り広げる
- バスケットのプレーが「音楽&ダンス」的で、さらに応援DJとブースター(ファン)の声援がアリーナをコンサート会場へと変える
- 世界2位のリーグを目指す
考察を楽しみたい点
- 試合・プレー
- リードチェンジが多い(リードが頻繁に代わる)シーソーゲーム
- ファンタジスタ
- チームの様々な特色
- 応援文化
- 欧州、アメリカ、日本を比較しながら応援の相違を考察
- リーグ構造
- 新B1基準の夢のアリーナ
- 欧州、アメリカ、日本を比較しながらリーグ構造の相違を考察