浦和優勝&最終順位
リーグ終盤の印象
コンビニ・フットボール化
コンビニはポピュラーな必需品と毎週のように開発される新商品で商業界をリードする。
WEリーグはポピュラーな戦術と毎節のように変化する戦い方で試合を彩る。
中でも浦和L・INAC神戸・東京ベレーザはコンビニで言えば、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの3大コンビニに相当。
NewDays・デイリーヤマザキ・ポプラなど専売的・地域的なコンビニが後に続くが3大との差は大きい。
直近の印象では、繋ぎ・仕掛け・デュエルなどの必需品を揃え、毎節のように新しい戦い方に挑戦していて、圧倒的なパフォーマンスを披露しているのが3大コンビニに当たる浦和L・INAC神戸・東京ベレーザ。
リーグ後半の印象
節 試合日 | 対戦カード | 印象 |
---|---|---|
第12節 3月26日 | 大宮V vs N相模原 | ベテラン&風の「Vフットボール」大宮V |
第12節 3月26日 | マイ仙台 vs 東京NB | 「まとまった?」仙台と「抹茶フットボールに進化し始めた?」東京Vベレーザ |
第7節 3月21日 | S広島R vs 新潟L | 端っこ&隅っこフットボール【アルビレックス新潟レディース】 |
第11節 3月19日 | 東京NB vs INAC神戸 | 「バラエティ・フットボール」を可能にする「柔軟」なマインド |
第9節 3月5日 | 新潟L vs 浦和L | アーティストの道を歩む浦和レッズレディースと狭い道を駆け上がる新潟レディース |
第9節 3月5日 | EL埼玉 vs 東京NB | 東京Vベレーザの作戦勝ち「癒し」より「仕掛け」 |
リーグ前半の印象
順位 | チーム | 勝点 | 試合 | フットボールの印象 |
---|---|---|---|---|
1 | INAC神戸 | 19 | 7 | 全員ディフェンダー全員アタッカーのスペース大作戦 |
2 | 浦和L | 18 | 7 | パフェ・オーケストラ・フットボール |
3 | マイ仙台 | 14 | 8 | プレーの自由度が高そう、チームのまとまりがカギか?! |
4 | 東京NB | 13 | 7 | 緑茶ヒーリングBGMフットボール |
5 | N相模原 | 10 | 7 | 「狭いエリアで数人の選手がポンポン繋ぐ(ぐるポンフットボール)」にトライ。個人の色が出始める。 |
6 | 大宮V | 10 | 7 | 「横に広く展開」にチャレンジ |
7 | EL埼玉 | 9 | 7 | 守備「鏡ディフェンス」の構築優先。攻撃の色は模索中。 |
8 | S広島R | 8 | 7 | バランス良いフットボール |
9 | 千葉L | 5 | 7 | 縦に速い新幹線アタックから山手線・中央線(総武線)ポゼッションへ修正を模索中、鉄道フットボール? |
10 | AC長野 | 4 | 7 | 鏡フットボールを習得しつつある?! |
11 | 新潟L | 1 | 7 | 守備の構築優先。攻撃の色は模索中。 |
対戦カード
節 試合日 | 対戦カード | 印象 |
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皇后杯 決勝 1月28日 | INAC神戸 vs 東京NB | 「自らの土俵」で東京Vベレーザ優勝と「身の丈スタジアム」の必要性 |
皇后杯 準々決勝 1月15日 | 浦和L vs INAC神戸 | レパートリーが足りなかった浦和レッズレディース・オーケストラ |
皇后杯 準々決勝 1月15日 | 東京NB vs S広島R | 「リラックス vs バランス」の戦い第2章、スプライト・ストライカーと緑茶カテキン・ストライカー |
第8節 1月7日 | S広島R vs AC長野 | AC長野パルセイロ・レディース、漫画みたいな驚きの吸収力 |
第7節 12月25日 | EL埼玉 vs N相模原 | ぐるポンフットボール(N相模原) vs 鏡フットボール(エルフェン埼玉) |
第7節 12月24日 | 大宮V vs 東京NB | メロンソーダ・フットボールの東京Vベレーザと風が足りない大宮VENTUS |
皇后杯 4回戦 12月18日 | 浦和L vs AC長野 | 浦和レッズレディース、漫画・コンビニ・フットボール |
第6節 12月11日 | 浦和L vs INAC神戸 | INAC神戸、全員ディフェンダー全員アタッカーのスペース大作戦 |
第6節 12月10日 | AC長野 vs N相模原 | AC長野パルセイロ・レディース、ちょっと鏡フットボール |
第6節 12月10日 | EL埼玉 vs S広島R | エルフェン埼玉、鏡ディフェンス |
第6節 12月10日 | マイ仙台 vs 千葉L | ジェフ千葉L、「新幹線アタック」から「山手線・中央線(総武線)ポゼッション」へ |
第5節 12月3日 | N相模原 vs マイ仙台 | ワクワクを追及するN相模原vsまとまりを求めるマイナビ仙台 |
第5節 12月3日 | 大宮V vs 浦和L | 浦和レッズレディース、AIのあるマルチタレント・フットボール |
第5節 12月4日 | 東京NB vs S広島R | 抹茶味が待たれる東京Vベレーザとバランスの取れたS広島レジーナ |
WEリーグカップ
節 試合日 | 対戦カード | 印象 |
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決勝 10/1 | 浦和L vs 東京NB | 浦和レッズレディースがパフェ・フットボールでWEリーグカップ優勝 |
GroupA 9/25 | EL埼玉 vs 浦和L | 浦和レッズ・レディースの「オーケストラ・フットボール」 |
GroupB 9/17 | 東京NB vs N相模原 | 東京Vベレーザの「緑茶フットボール」 |
GroupB 9/10 | 東京NB vs INAC神戸 | 東京Vベレーザの「ボサノヴァ・ヒーリングBGM・フットボール」 |
GroupB 9/4 | S広島R vs 東京NB | 広島レジーナの「良いフットボール」 |
WEリーグの特色
日本人が好みそうな「柔らかいトラップ、丁寧なパス、繊細なドリブル」をする選手が多い(というかほぼ全員のように感じる)ので、狭い局面でのパス&ムーブのリズムが日本人の趣向に合うのではないか。
どのチームも急激に守備能力が上がり圧倒的な力の差を感じなくなった。
キック力が弱いことのプラス面も大きい。それはピッチ外にボールが出ることが少なく試合の流れが切れないことに繋がっている。試合が途切れないのはエンタメとして大きなアドバンテージ。
個人的なフットボールの見方
フットボールを即興的な芸術作品として印象的に見る
フットボール印象派
例えると絵などの芸術作品は作品が醸し出す雰囲気を楽しみ、漫画などは絵やストーリーの展開を雰囲気で楽しむ感じ。芸術作品の雰囲気を独自の感性で楽しむ印象派。
参考にフットボールを作品や芸術として捉えている人たちの言葉を挙げてみる。
作品
Jリーグ野々村チェアマンはフットボールの試合を「作品」と表現
「サッカーは『作品』。質の高いプレー、スタジアムの空気、サポーターの熱量が一体となった、魅力的な作品をたくさんつくることが、僕の挑戦」
芸術・アート
長谷部選手は「全く同じシーンがない芸術・アート」と表現
質問)周りの選手を生かす面白さってどこにありますか
サッカーの醍醐味って一人じゃなくて
周りの選手の兼ね合いというか
動きとか生かす生かされるの中で
そこになんか変な話
芸術じゃないですけどアートじゃないんですけど
なんかそういうのがすごく含まれてる気がして
~
全く同じシーンがないんですよね
~
35年ぐらいサッカーやってるんですけど
1回も同じシーンがないのがまた面白いですね