ワールドカップ優勝への道のり
日本代表がワールドカップで優勝するための道のりに次の2つが考えられる。
- フットボールの中心地欧州の5大リーグで活躍する選手を増やす
- 欧州に引けを取らない日本のフットボール文化を築く
JFAの目標は
2050年までにサッカーファミリーを1000万人にし、FIFA ワールドカップで優勝する
「サッカーファミリー1000万人」ということは日本にフットボール文化を築くこと。その文化を築くことでワールドカップを優勝する実力が付くという信念が伺える。
簡潔に表現すると
文化の力で優勝する
欧州で活躍する選手を増やしながらも、最も注力するところは日本のフットボール文化。
では日本でフットボール文化(サッカーファミリー1000万人)をどう築くのか。
関わり方を「する・応援する・見る」に分けて考えてみた。
区分 | 対象 | 人数 | |
---|---|---|---|
する | あらゆるカテゴリー | 100万人 | |
応援する | 地域密着型クラブ | 100万人(1000クラブ×平均1000人) | |
見る | 地域密着型クラブ | スタジアム | 300万人(1000クラブ×平均3000人) |
地域密着型クラブ | メディア | 500万人 |
この例では「地域密着型クラブ」の数と密着度(応援・観戦)が要になってくる。(※1000万人に足りない数はメディアで見る人の数で補完している)
つまりフットボール文化(サッカーファミリー1000万人)は観客動員指向の「地域密着型クラブ」が築くことになる。
したがって観客動員指向の「地域密着型クラブ」を育成することが「日本がワールドカップで優勝する」というJFAの夢にとっての最も大事な道のりになっていると考えられえる。
- 観客動員指向の「地域密着型クラブ」が増えて
- フットボール文化(サッカーファミリー1000万人)が築かれ
- それによって「日本がワールドカップで優勝する」
これがJFAの夢の道!
言い換えれば
文化の道が強化の道!
JFL昇格をかけた2022シーズンの地域CL(チャンピオンズリーグ)決勝ラウンドでは、ブリオベッカ浦安と沖縄SVがJFL昇格の権利を獲得した。
決勝ラウンド
- 11月23日(水)、25日(金)、27日(日)
- リーグ戦
JFL昇格
2位以内
全国社会人サッカー連盟:日程・結果・Live(YouTube)
地域リーグ(1部)84チームの中から勝ち残った4チームによるJFL昇格最終決戦。
地域リーグから全国リーグへ昇格できる割合において、日本はドイツやスペインに比べて相当低い。
リーグ | 日本 | ドイツ | スペイン |
---|---|---|---|
全国リーグ | 16 | 20 | 22 |
⇅ | 2 | 4 | 4 |
地域リーグ | 84 | 93 | 40 |
このことは、フットボール文化(サッカーファミリー1000万人)を築くために大事な観客動員指向の「地域密着型クラブ」を育てることにマイナスなのではないか?
そこでJFL・地域リーグを観客動員指向の「見せるリーグ」への構造改革が予想される。
日本・ドイツ・スペインのリーグ構造
リーグ | 日本 | ドイツ | スペイン |
---|---|---|---|
全国 | J1 | ブンデスリーガ | ラ・リーガ |
J2 | 2. ブンデスリーガ | 22 (ラ・リーガ 2) | |
J3 | 20 (3. リーガ) | ||
16 (JFL) | |||
⇅ | 2(地域CL) | 4 | 4 |
地域 | 84 (9地域:1部) | 93 (5地域) | 40 (2グループ) |
10 | |||
90 (5グループ) | |||
16~17 | 27 | ||
59 (6地域:2部) | 224 (14地域) | 288 (18グループ≒州) | |
⇅ | 27 | ||
地元 | 都道府県 | 州 | 州 |
カテゴリー(総計) | 13 | 10 | |
リーグ(総計) | 2,235 | ||
チーム(総計) | 31,645 |
「全国⇔地域(地域CL)」の特徴
日本は昇降格の割合が低い
懸案事項
全国(JFL)へ昇格するために過酷なスケジュールの大会(全社&地域CL)が開催される。
- FIFAなどから健康上の問題を指摘されないのか?
- 5日連続(全社)や3日連続(地域CL)は自己責任なのか?
- ドイツ・スペインなどで5日連続・3日連続はあり得るのか?
※全社:社会人サッカークラブの頂点をトーナメントで決める全国大会。上位に入賞すると地域CLへの出場権が得られる可能性がある。
(参考)「冬の高校サッカー」も驚く社会人による「5日連続」のトーナメント「全社」
リーグ構造改革&スケジュール【予想案】
タイミング
J3からJFLへの降格が始まる前後
理由
地域リーグと全国リーグを繋ぐ「昇降格」の割合を適切にしたい。
健康を考慮して超過密日程の大会(全社&地域CL)を無くしたい。
J3からJFLへ降格したチームに配慮してリーグ構造改革期(2年)のみJFLからの降格を無くすように計画できる。
JFAとJリーグが協力してJ3昇格要件である「1試合平均2000人以上の観客動員数」がクリアできる「見せるリーグ(現在はJFL)」を作りたい。
リーグの構造【予想案】
まず、日本のフットボールリーグの構造を大まかに3層に分ける。
- Jリーグ
- JMT・CL(現JFLと地域リーグ)
- JMTリーグ(都道府県・市町村リーグ)
※JMTリーグ:Jimoto(地元)リーグの略称
次に、地元とJリーグを繋ぐJMT・CLを3層に分ける。
- JMT・CL全国
- JMT・CL東西
- JMT・CL地域
JMT・CLのチーム数と昇降格数を下の表のようにする。
リーグ | カテゴリー | チーム数 | |
---|---|---|---|
Jリーグ | J1 | 20 | |
J2 | 20 | ||
J3 | 20 | ||
⇅ | ⇅4 | ||
JMT・CL | JMT・CL全国 | 32 | 16×2 |
⇅ | ⇅6 | ||
JMT・CL東西 | 64 | 東西日本(各16×2) | |
⇅ | ⇅12 | ||
JMT・CL地域 | 150 | 9地域(地域ごとに10~20チーム) | |
JMTリーグ | 都道府県 | ||
市町村 |
リーグ構造の特徴
CLの「C」を「チャンピオンズ(Champions)」の「C」にした場合
- Jimoto(地元)リーグで地元感を出す
- JMT・CLで地元チームのチャンピオンズリーグ感を出す
- JMT・CLのチャンピオンズリーグ化でJリーグのプレミア感を出す
CLの「C」を「コネクト(Connect)」の「C」にした場合
- 地元との密着度を深めるコネクト
- JリーグとJMTリーグをコネクト
リーグ | 一言で特徴 |
---|---|
Jリーグ | プレミア(Premier) |
JMT・CL | コネクト(Connect) |
JMTリーグ | ベース(Base) |
※リーグ名が「JCL」ではだめなのか?
すでに日本プロサイクルロードリーグである「JCL(ジャパンサイクルリーグ: Japan Cycle League)」が存在している。
運営主体と目標
参加チームを大きく2つに分けて考えてみる。
- 観客に見てもらいたい「地域密着型クラブ(見せる誇り)」
- プレーしたい「フットボール愛好型チーム(プレーする喜び)」
JMT・CLは両方のチームが参入可能だが、できれば「地域密着型クラブ(見せる誇り)」が多くなることを理想とする。
Jリーグは「地域密着型クラブ(見せる誇り)」の育成に協力し、JFAは「フットボール愛好型チーム(プレーする喜び)」の環境を整備する。
リーグ | 運営主体 | 運営目標 |
---|---|---|
Jリーグ | Jリーグ | 地域密着型クラブ(見せる誇り)の発展 |
JMT・CL | Jリーグ&JFA | JリーグとJFAが組むことによって地域密着型クラブ(見せる誇り)を増やし育てる |
JMTリーグ | JFA | フットボール愛好型チーム(プレーする喜び)という日本フットボールの源流を豊かにする環境を整えるとともに、地域密着型クラブ(見せる誇り)が生まれる土壌も整備する |
目標
- JMTリーグ(地元リーグ)を活性化させ地域密着型クラブ(見せる誇り)を生み出す
- JMT・CLを地域密着型クラブ(見せる誇り)の多い魅せるリーグに育てる
JMT・CL(現在のJFL・地域リーグ)
J3昇格要件の1試合平均観客数2000人以上が問題なくクリアできるようなリーグにする。
今は地域密着型クラブ(見せる誇り)だけが頑張っている構造だが、JFA(JFL・地域リーグ)並びにJリーグが地域密着型クラブ(見せる誇り)と協力体制を整える。
そのためにJリーグ入りを希望する地域密着型クラブ(見せる誇り)が大半を占めるリーグにする。
必要な施策
- リーグのブランド化
- 観客を集める方法の共有化
- リーグ構造(チーム数と昇降格数)を適切にする
リーグ構造を地元飯&特産品に例えた位置づけ
リーグ | グルメ | 産品 |
---|---|---|
Jリーグ | ご当地グルメのプレミアチャンピオン大会 | プレミア特産品 |
JMT・CL | ご当地グルメのチャンピオン大会 | 特産品 |
JMTリーグ | 地元飯のグランプリ | 地元の産品 |
流れ
- 地元の食文化が豊かになって(地元リーグ)
- ご当地グルメ・特産品が生まれ(JMTチャンピオンズリーグ)
- 全国区のご当地グルメ・プレミア特産品に育つ(Jリーグ)
さらに「すし、カレー、ラーメン」など世界的に人気のある日本食が現れるように、「すし、カレー、ラーメン」フットボールと評されるエンタメ文化が日本フットボール界に出現することが期待される。
リーグに対する心理的(物理的)距離の逆転
- 現在:Jリーグ → 都道府県リーグ(Jリーグのみ、他は関心薄い)
- 将来:地元リーグ → Jリーグ(地元が身近でJリーグがプレミア化)
リーグ | 現在 | 将来 |
---|---|---|
Jリーグ | ↓ | ↑ |
JMT・CL | ||
JMTリーグ |
この心理的距離の逆転によってJリーグのプレミア化が期待できる。
プレミア化とは:地元リーグのクラブにもJリーグへの道筋が明確に見えて手の届く感じがありながら、あこがれの夢のリーグ
イングランドを参考にした観客数の目標
イングランド | 日本 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
リーグ | チーム数 | 観客数 (実績) | リーグ | チーム数 | 観客数 (目標) | |
全国 | Premier League | 20 | 40,000 | |||
Championship | 24 | 20,000 | J1 | 20 | 20,000 | |
League One | 24 | 10,000 | J2 | 20 | 10,000 | |
League Two | 24 | 5,000 | J3 | 20 | 5,000 | |
National League 全国 | 24 | 3,000 | JMT・CL全国 2グループ | 32 | 3,000 | |
地域 | 南北 2グループ | 48 | 1,000 | JMT・CL東西 4グループ | 64 | 1,000 |
南北 4グループ | 88 | JMT・CL地域 9グループ | 150 | |||
南北 8グループ | 160 | |||||
地元 | 州グループ 16グループ | 320 | 都道府県1部 | |||
州グループ 17グループ | 335 | 都道府県2部 | ||||
州 | 792 | 都道府県3部 |
※観客数
- 1試合平均観客数
- イングランド→実績
- 日本→目標
リーグ構造のイメージから観客数の目標
イングランドは少ないチーム数(1グループ)の上層階級が多い。階級(カテゴリー)も多くビック・ベン(エリザベス・タワー)のような縦長の型をした階級社会のイメージ。そして一番上には世界の投資資金が集まる金融街シティーのようなプレミアリーグがある。
日本はまだ発展段階であり将来フットボールリーグが文化になると仮定すれば、幅広い中間層社会を反映し、なおかつすそ野が広い富士山型のイメージになるのではないか。
JMTリーグ(地元リーグ:都道府県リーグ)がすそ野で、JMT・CLが5合目から8合目(中間層)、Jリーグが8合目から頂上に当たる。
そこで中間層社会&富士山型リーグ構造から観客数の目標を考えてみる。
イングランドは金融街シティーのように世界中から投資資金が集まるプレミアリーグが観客も集めるが、日本では中間層が日本社会を支えるようにJリーグと地元リーグ(都道府県リーグ)の中間リーグであるJMT・CL(全国・東西・地域)がイングランドを凌ぐ形になるかもしれない。
日本 | ||||
---|---|---|---|---|
リーグ | チーム数 | 観客数 (目標) | ||
イングランドを 参考にした場合 | 中間層社会& 富士山型リーグ | |||
全国 | J1 | 20 | 20,000 | 20,000 |
J2 | 20 | 10,000 | 15,000 | |
J3 | 20 | 5,000 | 10,000 | |
JMT・CL全国 2グループ | 32 | 3,000 | 7,000 | |
地域 | JMT・CL東西 4グループ | 64 | 1,000 | 5,000 |
JMT・CL地域 9グループ | 150 | 3,000 | ||
地元 | 都道府県1部 | |||
都道府県2部 | ||||
都道府県3部 |
JFL在籍時の平均観客数ランキング(上位32チーム)
ランキングの上位チームだけ集めれば3000人は現実的?7000人は可能性のある目標?
順位 | チーム | JFL在籍時 | 2022シーズン | ||
---|---|---|---|---|---|
平均観客数 | 試合数 | 平均観客数 | カテ ゴリー | ||
1 | 松本山雅FC | 6,270 | 34 | 8,401 | J3 |
2 | ザスパクサツ群馬 | 4,942 | 15 | 3,076 | J2 |
3 | カターレ富山 | 4,306 | 17 | 2,872 | J3 |
4 | 横浜FC | 3,889 | 24 | 5,088 | J2 |
5 | ロアッソ熊本 | 3,665 | 34 | 4,039 | J2 |
6 | ファジアーノ岡山 | 3,664 | 17 | 7,065 | J2 |
7 | FC岐阜 | 3,529 | 17 | 4,194 | J3 |
8 | FC町田ゼルビア | 3,020 | 68 | 3,243 | J2 |
9 | カマタマーレ讃岐 | 2,837 | 49 | 1,805 | J3 |
10 | FC今治 | 2,788 | 45 | 2,320 | J3 |
11 | V・ファーレン長崎 | 2,599 | 67 | 5,061 | J2 |
12 | AC長野パルセイロ | 2,474 | 49 | 3,308 | J3 |
13 | レノファ山口FC | 2,297 | 13 | 3,661 | J2 |
14 | ギラヴァンツ北九州 | 2,279 | 34 | 3,613 | J3 |
15 | 鹿児島ユナイテッドFC | 2,253 | 28 | 4,740 | J3 |
16 | FC琉球 | 2,217 | 135 | 1,996 | J2 |
17 | 栃木SC | 2,145 | 130 | 4,429 | J2 |
18 | アスルクラロ沼津 | 2,117 | 43 | 1,684 | J3 |
19 | ツエーゲン金沢 | 2,098 | 66 | 3,421 | J2 |
20 | SC相模原 | 1,924 | 17 | 1,933 | J3 |
21 | ガイナーレ鳥取 | 1,787 | 153 | 1,745 | J3 |
22 | クリアソン新宿 | 1,724 | 15 | 1,724 | JFL |
23 | 愛媛FC | 1,688 | 68 | 2,938 | J3 |
24 | 奈良クラブ | 1,592 | 112 | 2,456 | JFL |
25 | ヴァンラーレ八戸 | 1,584 | 74 | 1,503 | J3 |
26 | いわきFC | 1,317 | 23 | 2,174 | J3 |
27 | ブラウブリッツ秋田 | 1,159 | 118 | 2,283 | J2 |
28 | 大塚製薬(徳島ヴォルティス) | 1,115 | 77 | 4,224 | J2 |
29 | ヴィアティン三重 | 1,038 | 80 | 1,779 | JFL |
30 | 福島ユナイテッドFC | 1,027 | 17 | 1,465 | J3 |
31 | FC大阪 | 1,025 | 108 | 2,563 | JFL |
32 | 鈴鹿ポイントゲッターズ | 1,002 | 51 | 2,312 | JFL |
参考:1999 – 2022 ホームゲーム観客数(Soccer D.B.)
スケジュール【予想案】
リーグカテゴリー | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | |
---|---|---|---|---|---|
J3 | チーム数 | 20 | 20 | 20 | 20 |
⇅ | ⇅2 | ⇅2 | ⇅3 | ⇅4 | |
JMT・CL全国 (現JFL) | チーム数 | 16 | 24 | 28 | 32 |
グループ | 16×1 | 12×2 | 14×2 | 16×2 | |
⇅ | ↑10↓2 | ↑4↓0 | ↑4↓0 | ⇅6 | |
JMT・CL東西 (2年目に新設) | チーム数 | 48 | 56 | 64 | |
グループ | 東12×2 西12×2 | 東14×2 西14×2 | 東16×2 西16×2 | ||
⇅ | ↑12↓0 | ↑12↓0 | ⇅12 | ||
JMT・CL地域 (現地域1・2部 →2年目に1部制) | チーム数 | 84 | 150 | 150 | 150 |
グループ | 9地域 | 9地域 | 9地域 | 9地域 | |
チーム数 | 59 | ||||
グループ | 6地域 | ||||
J3⇔JFL 入替開始 | JMT・CL創設 全国、東西、地域の3部制 |
JMT・CL全国(現JFL)
J3からJFLへの入れ替えが開始した次のシーズンから2グループに分け3年かけてチーム数を増やす。最初の2年間はJMT・CL東西への降格は実施しない。
2グループにする方法
基本は前年度の順位を勘案して一定の順位グループを作り抽選する。
昇降格
J3への昇格(2~4チーム)
- グループ1位(又は2位まで)×2グループ:2~4チーム
JMT・CL東西への降格(6チーム)
- グループ下位の3チーム×2グループ:6チーム
JMT・CL東西(2年目に新設)
J3からJFLへの入れ替えが開始した次のシーズンから東西各2グループに分け2年かけてチーム数を増やす。最初の2年間はJMT・CL地域への降格は実施しない。
最初の48チームの決め方
「J指向&観客動員指向」チームから募る。
- 地域リーグ
- 都道府県リーグ
- 新しく作るチームを募る
東西の分け方
都道府県コード順に並べて半分にする。
東部または西部の内部で2グループにする方法
基本は前年度の順位を勘案して一定の順位グループを作り抽選する。
昇降格
JMT・CL全国へ昇格(6チーム)
- グループ1位:4チーム
- グループ2位:2チーム(プレーオフ)
JMT・CL地域へ降格(12チーム)
- グループ下位の3チーム×4グループ:12チーム
JMT・CL地域(現地域1・2部→2年目に1部制)
地域を6個の地域グループに分けて、その地域グループから各2チーム(合計12チーム)がJMT・CL東西に昇格する。
リーグ自体は9地域で実施するのか、最初から6地域にまとめてしまうのか、色々考えられる。
地域グループ | 地域1部へ昇格 |
---|---|
北海道・東北 | 2チーム |
関東 | 2チーム |
東海・北信越 | 2チーム |
関西 | 2チーム |
中国・四国 | 2チーム |
九州 | 2チーム |
JMT・CL東西(東西リーグ)とJMT・CL地域(地域リーグ)の位置づけ
- 1・2部制の現地域リーグを1部制にして「JMT・CL地域」にする
- 「JMT・CL地域」の上に「JMT・CL東西」を新設する
地域リーグ:2022シーズンの順位とJ指向・観客動員指向のチーム
形態
- サ:サッカークラブ
- ス:スポーツクラブ
- 社:社会人
- 実:実業団
- 大:大学
- 専:専門学校
ほとんどの地域リーグで「J指向&観客動員指向」のチーム同士が首位争いをし、なおかつそれ以外のチームとの実力差が大きい。
従って「J指向&観客動員指向」チームを集めてリーグ戦を行うことは競技面での強化や観客動員を増やすという意味でも意義があると思われる。
リーグ改革方法と「J指向&観客動員指向」チームについて
約30ほどの「J指向&観客動員指向」チームから
- 10チームがJMT・CL全国に昇格
- 残りの20チームを中心にJMT・CL東西(48チーム)を構成
※JMT・CL全国に昇格する10チームについて
- 各地域リーグ優勝の9チーム→今シーズンから推測すると「J指向&観客動員指向」チームの可能性が高い
- プラス1チームは「J指向&観客動員指向」チームを適切な方法で選ぶ
JMT・CL東西(48チーム)に足りない28チームの集め方
- 都道府県リーグ所属の「J指向&観客動員指向」チームから募る
- 新しく作るチームを募る
※新チーム参加について
新チームにとってのメリット
- Jリーグまで2年という短期で到達できる
条件
- 時間が短縮される分、資金面での投資ができるチーム
リーグにとっての意義
- 新リーグ(JMT・CL)への注目度を挙げる(ブランド化の一環)
都道府県リーグ:J指向、観客動員指向、地域密着指向がありそうなクラブ
ツイッター等の内容から推察して以下に挙げてみました。
上の表のチームを仮にJMT・CL東西(48チーム)に足りない28チームとすると、東西に分けた場合に神奈川県で分かれる可能性がありそうです。
全国に対する「北海道~神奈川県」の合計の割合を他のケースでみてみると、人口は日本全体の45.6%、都道府県リーグのチーム数の場合は42%になり、神奈川県で東西に分かれても不思議ではない。
チーム数 | 人口 | |
---|---|---|
全国 | 1975 | 126,146,099 |
北海道~神奈川 | 830 | 57,489,250 |
割合 | 42% | 45.6% |
※人口:令和2年国勢調査
地域リーグと都道府県リーグのチーム数一覧
地域 | カテゴリー | 都道府県 | カテゴリー | 都道府県チーム | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1部 | 2部 | 1部 | 2部 | 3部 | 4部 | 計 | 地域計 | ||
北海道 | 8 | 北海道 | 23 (4B) | 23 | 23 | ||||
東北 | 12 | 9 | 青森県 | 9 | 9 | 79 | |||
岩手県 | 8 | 7 | 15 | ||||||
秋田県 | 9 | 9 | |||||||
13 | 宮城県 | 8 | 8 | 16 | |||||
山形県 | 6 | 6 | 12 | ||||||
福島県 | 6 | 6 | 6 | 18 | |||||
関東 | 10 | 10 | 茨城県 | 8 | 24 (2B) | 31 (4B) | 63 | 728 | |
栃木県 | 8 | 20 (2B) | 46 (5B) | 74 | |||||
群馬県 | 12 | 12 | 13 | 37 | |||||
埼玉県 | 10 | 20 (2B) | 46 (4B) | 76 | |||||
千葉県 | 14 | 29 (3B) | 46 (6B) | 89 | |||||
東京都 | 20 | 47 (3B) | 65 (6B) | 69 (7B) | 201 | ||||
神奈川県 | 14 | 32 (2B) | 117 (16B) | 163 | |||||
山梨県 | 8 | 8 | 9 | 25 | |||||
北信越 | 8 | 8 | 新潟県 | 10 | 10 | 20 | 137 | ||
長野県 | 8 | 10 | 18 | ||||||
富山県 | 9 | 10 | 9 | 28 | |||||
石川県 | 8 | 15 (2B) | 16 (2B) | 39 | |||||
福井県 | 8 | 18 (2B) | 6 | 32 | |||||
東海 | 9 | 9 | 静岡県 | 12 | 14 | 11 | 37 | 117 | |
愛知県 | 10 | 9 | 9 | 28 | |||||
岐阜県 | 12 | 12 | 24 | ||||||
三重県 | 8 | 9 | 11 (2B) | 28 | |||||
関西 | 8 | 10 | 滋賀県 | 12 | 24 (2B) | 14 (2B) | 50 | 391 | |
京都府 | 11 | 24 (3B) | 51 (6B) | 50 (6B) | 136 | ||||
大阪府 | 16 | 40 (4B) | 64 (8B) | 120 | |||||
兵庫県 | 8 | 8 | 16 | ||||||
奈良県 | 10 | 19 (2B) | 21 (3B) | 50 | |||||
和歌山県 | 6 | 7 | 6 | 19 | |||||
中国 | 10 | 鳥取県 | 6 | 4 | 10 | 105 | |||
島根県 | 6 | 6 | 12 | ||||||
岡山県 | 13 | 20 (2B) | 33 | ||||||
広島県 | 12 | 11 | 23 | ||||||
山口県 | 7 | 12 | 8 | 27 | |||||
四国 | 8 | 香川県 | 9 | 9 | 19 (2B) | 37 | 128 | ||
徳島県 | 12 | 12 | 10 | 34 | |||||
愛媛県 | 11 | 9 | 20 | ||||||
高知県 | 12 | 14 | 11 | 37 | |||||
九州 | 11 | 福岡県 | 11 | 11 | 22 | 267 | |||
佐賀県 | 9 | 9 | 10 | 28 | |||||
長崎県 | 9 | 9 | 8 | 26 | |||||
熊本県 | 10 | 19 (2B) | 29 | ||||||
大分県 | 8 | 8 | 6 | 14 (2B) | 36 | ||||
宮崎県 | 9 | 12 | 21 | ||||||
鹿児島県 | 8 | 8 | 8 | 16 (2B) | 40 | ||||
沖縄県 | 8 | 20 (2B) | 37 (3B) | 65 | |||||
合計 | 84 | 59 | 合計 | 471 | 641 | 714 | 149 | 1975 | 1975 |
- ※地区リーグや5部(鹿児島)は含まれない
- ※B:ブロック
参考
ベルギーリーグの構造とカップ戦
リーグ | 層 | グループ | チーム数 | カップ 参加 | |
---|---|---|---|---|---|
プロリーグ | First Division A (Jupiler Pro League) | 1 | 1グループ | 18 | 6回戦 |
First Division B (Challenger Pro League) | 2 | 1グループ | 12 | 5回戦 | |
全国・地域リーグ | National Division 1 | 3 | 1グループ | 20 | 3回戦 |
Division 2 | 4 | 16~18の 3グループ | 53 | 2回戦 | |
Division 3 | 5 | 16の 4グループ | 64 | 1回戦 | |
地元リーグ Provincial Leagues | 1部 | 6 | 9地域 10グループ | 1グループ 約16チーム | 1回戦 予選 |
2部 | 7 | 9地域 23グループ | |||
3部 | 8 | 9地域 35グループ | |||
4部 | 9 | 8地域 52グループ | |||
ベルギー | 人口 | 1160万人 | ※東京都:1400万人 | ||
面積 | 30,528km2 | ※関東:32,423km2 |
※カップ参加:各ディビジョン(Division)のチームがカップ戦に参加するラウンド