試合エンタメ度

【エンタメ度】東邦チタニウム1-2東京23FC(関東リーグ1部)

 関東リーグ1部(9月3日)に、首位争いをしている東京23FCは残留争いをしている東邦チタニウムと対戦。

「首位争い&残留争い」の熱い気持ちが伝わるパフォーマンスが繰り広げられた。

東京23FCの攻撃は

ホームタウンの江戸川区の地形である

  • 中央を流れる新中川
  • サイドは荒川&江戸川

のように

  • 中央はコンパクトに流れる連係プレー
  • サイドは勢いよく流れる個人プレー

で、特色が出ていて面白みがある。

 相手は中央は固く、サイドは残留争い渦中にあってかファール覚悟の対策を取ってきた印象があり、ビューティフルな連携パフォーマンスや個人の突破はかなり阻まれた。

 そして前節と同じように1点リードされる展開になったが、コーナーキックからの折り返しを「回転ボレーシュート」のスーペルゴラッソで同点とし、さらにゴール近くでのマイナスクロスがオウンゴールとなって逆転。

回転ボレーシュート

「首位争い&残留争い」の熱い戦いは「首位争い」をしている東京23FCに軍配が上がった。

 個人的には「ファール覚悟のプレー」は「アグレッシブなプレー」ではなく「残念なプレー」の範疇に入っているので、今回はその点が個人的に好む「エンタメ性」から離れていたが、見ごたえのある試合だった。

エンタメ要素スマイル合計
アグレッシブ
Aggressive
619
ビューティフル
Beautiful
6
クリエイティブ
Creative
7
ハイライト動画
試合フル動画
9月3日-4日は「首位争い」3チーム vs「残留争い」3チーム

いずれも「首位争い」チームが勝利

首位争いスコア残留争い
栃木シティ4-0エスペランサSC
東京23FC2-1東邦チタニウム
TOKYO UNITED FC1-0南葛SC

試合後の順位表(関東リーグ1部)
順位チーム勝点試合数失点得失差
1栃木シティフットボールクラブ33151032288+20
2東京23FC29149232719+8
3TOKYO UNITED FC28149142816+12
4VONDS市原FC22156451819-1
5ジョイフル本田つくばFC18155371522-7
6ブリオベッカ浦安171545620200
7流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎16154471724-7
8東邦チタニウム13143471218-6
9南葛SC13152761219-7
10エスペランサSC12143381123-12
残り試合(関東リーグ1部)
順位チーム勝点後7節延期分後8節後9節得失差
1栃木シティ33東邦浦安東京U+20
2東京23FC29市原東京U南葛つくば+8
3TOKYO UNITED FC28つくば東京23エスペ栃木+12
4VONDS市原FC22東京23東邦南葛-1
5ジョイフル本田つくばFC18東京U流大東京23-7
6ブリオベッカ浦安17エスペ栃木東邦0
7流大ドラゴンズ龍ケ崎16南葛つくばエスペ-7
8東邦チタニウム13栃木エスペ市原浦安-6
9南葛SC13流大東京23市原-7
10エスペランサSC12浦安東邦東京U流大-12

出典: GoalNoteCLOUD

優勝チームがJFL昇格をかけて戦う「地域CL(全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)」への出場権を得る。

1)各地域リーグの優勝チーム:9チーム

2)全国社会人サッカー選手権大会のベスト4以内:3チーム(最大)

(参考)

視聴履歴

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エンタメ度について

味付け風味

Entertaiment(面白い)度

要素

  • Aggressive(アグレッシブ)
  • Beautiful(ビューティフル)
  • Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
  • シュート多く
  • 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)

個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。

Creative(クリエイティブ)
  • アッと驚く意外性のあるプレー

 フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。

 そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。

 ただし、この採点は個人的好みによるものです。

個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表

試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。

または、後から視聴する場合の「見たい順」

結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル」になる試合をするチームの順番。

Noチームカテゴリー監督
1横浜F・マリノスJ1ポステコグルー
ケヴィン・マスカット
2川崎フロンターレJ1鬼木達
3日本女子代表&U-20代表池田太
4サンフレッチェ広島レジーナWE中村伸
5ロアッソ熊本J2大木武
6アルビレックス新潟J2松橋力蔵
7サンフレッチェ広島J1ミヒャエル・スキッベ
8マンチェスターシティプレミアペップ・グアルディオラ
9セレッソ大阪J1小菊昭雄
10サガン鳥栖J1川井健太
11東京23FC関東1部小松祐己

※課題

 視聴できているチームは限られる。

 理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。

 逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。

※欧州と日本のフットボールは別競技

 欧州と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧州と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。

 例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。

 そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。

狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール

チーム例

チームカテゴリー監督
日本女子代表&U-20代表池田太
ロアッソ熊本J2大木武
東京23FC関東1部小松祐己

 狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボールは、魅力的に映り、日本人の感性にも合って「試合のエンターテインメント性における文化」になる可能性もあるのではないかと期待している。

 日本と欧州の都市構造という文化面を比較して考えると、日本の都市部は狭いエリアに雑多な建物が混在していて、欧州は左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物で構成されているイメージ。

日本

都市構造狭いエリアで雑多な建物
フットボール狭いエリアで数人がパスを繋ぐ

欧州

都市構造左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物
フットボール左右対称(シンメトリー)な配置で統一感のある距離間

参考)【エンタメ度】熊本1-0東京V(J2・第33節・8月28日)