試合エンタメ度

【エンタメ度】新潟0-1大分(J2・第34節・9月3日)

アルビレックス新潟のフットボールを

高速道路を作って走って遊園地へ行楽に出かける

というイメージに例えてみました。

  1. ボランチがコースを整備して高速道路を開通させる
  2. センターバックが縦に速く高速道路にボールを走らせる
  3. 高木&伊藤選手がテクニカルなインターチェンジの役割を果たし最適な道を選択する
  4. 目的地の遊園地エリアでは連携と創造の遊びを満喫する

 ところが今回の大分戦の前半はほとんど高速道路にボールを走らせてもらえなかった。後半はイメージのようなパフォーマンスができるようになったが、あと一歩足りない印象で1-0で大分の粘り勝ち。

エンタメ要素スマイル合計
アグレッシブ
Aggressive
720
ビューティフル
Beautiful
7
クリエイティブ
Creative
6

 個人的に「試合のエンタメ性」を重視しているので「どちらが勝ったか?」は気にしないようにしていますが、やっぱり「楽しませてくれる試合をするチーム」が勝ってほしいという思いは自然に出てくるようで、今回に関してはなんで新潟が勝てなかったのか考えていた。

 色々思いを巡らせたどり着いた結論は「大分の気合一体感」が上回ったということ。

 そこでめったに試合後の監督のコメントを聞いたり読んだりすることがないにもかかわらず今回は新潟と大分の両監督のコメントをホームページで読んでみた。

 大分の下平監督のコメントが全てかなと思える。

…このゲームの重要性とか、この一戦に懸ける思いは僕自身もあったし、選手たちもそれを理解して一体感を持って戦おうというところで、特に守備のところでパワーを出してくれた。みんなが声を掛け合いコミュニケーションを取って、本当にハードな激しい守備をしながら最後はしっかり守り切るというゲームが出来た。

——「この一戦に懸ける思い」について、もう少し具体的に。

まずはプレーオフ圏内目前まで来ていて、そこで足踏みすることが多かったり、ここぞというときに勝てずに引き分けたりということがあった中で、またこういうゲームがやってきて、特にアウェイの新潟さんという上位チームに対して「ここは気合を入れて勝ちに行く」と言って臨んだ一戦だった。選手たちがそれを遂行してくれた。

引用元へのツイート

下平監督は2019年に横浜FCでシーズン途中に就任しJ1自動昇格を成し遂げたときに

就任時

  • 第13節:14位

クラブの不敗記録

  • 18試合不敗(12勝6分)
  • その内7連勝もあり

という経験をしているようなので、その経験と自信からまだ今シーズンの自動昇格も諦めてないのかもしれない。

 また大分の強化方針である「たくましさ」がこの試合に反映していて今後も継続して発揮されるとすれば、J1昇格(自動・プレーオフ)争いが益々激しくなりそうです。

『たくましい』という表現の中には大まかに4つの柱があります。
・フィジカル的なたくましさ
・技術的なたくましさ
・判断するたくましさ
・精神的なたくましさ」

引用元へのツイート

視聴履歴

【エンタメ度】岩手0-2新潟(J2・第33節・8月27日)

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エンタメ度について

味付け風味

Entertaiment(面白い)度

要素

  • Aggressive(アグレッシブ)
  • Beautiful(ビューティフル)
  • Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
  • シュート多く
  • 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)

個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。

Creative(クリエイティブ)
  • アッと驚く意外性のあるプレー

 フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。

 そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。

 ただし、この採点は個人的好みによるものです。

個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表

試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。

または、後から視聴する場合の「見たい順」

結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル」になる試合をするチームの順番。

Noチームカテゴリー監督
1横浜F・マリノスJ1ポステコグルー
ケヴィン・マスカット
2川崎フロンターレJ1鬼木達
3日本女子代表&U-20代表池田太
4サンフレッチェ広島レジーナWE中村伸
5ロアッソ熊本J2大木武
6アルビレックス新潟J2松橋力蔵
7サンフレッチェ広島J1ミヒャエル・スキッベ
8マンチェスターシティプレミアペップ・グアルディオラ
9セレッソ大阪J1小菊昭雄
10サガン鳥栖J1川井健太
11東京23FC関東1部小松祐己

※課題

 視聴できているチームは限られる。

 理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。

 逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。

※欧州と日本のフットボールは別競技

 欧州と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧州と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。

 例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。

 そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。

狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール

チーム例

チームカテゴリー監督
日本女子代表&U-20代表池田太
ロアッソ熊本J2大木武
東京23FC関東1部小松祐己

 狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボールは、魅力的に映り、日本人の感性にも合って「試合のエンターテインメント性における文化」になる可能性もあるのではないかと期待している。

 日本と欧州の都市構造という文化面を比較して考えると、日本の都市部は狭いエリアに雑多な建物が混在していて、欧州は左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物で構成されているイメージ。

日本

都市構造狭いエリアで雑多な建物
フットボール狭いエリアで数人がパスを繋ぐ

欧州

都市構造左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物
フットボール左右対称(シンメトリー)な配置で統一感のある距離間

参考)【エンタメ度】熊本1-0東京V(J2・第33節・8月28日)

基礎と流儀の職人集団系とチャレンジ大好き外資系

基礎と流儀の職人集団系

チームカテゴリー監督
川崎フロンターレJ1鬼木達

基礎(止めて蹴る)を極め

流儀(職人集団に合った状況判断・プレー選択)を体得した

一流の職人たちが

時代に合わせてチャレンジする

「伝統職人集団」的なチーム

チャレンジ大好き外資系

チームカテゴリー監督
横浜F・マリノスJ1ポステコグルー
ケヴィン・マスカット
FC東京J1アルベル

参考