オーケストラ・フットボール
9月25日 エルフェン埼玉 vs 浦和レッズレディース(WEリーグカップ GS グループA)
浦和レッズ・レディースは
各々の色が引き立ち、なおかつ調和されているチーム
例えると
楽器ごとの音色が引き立ち、なおかつハーモナイズされている楽団
つまり
オーケストラ
浦和レッズ・レディースのフットボールは、多種多様な楽器が色々な音色を奏でハーモナイズするオーケストラのように選手各々が個性的な色合いのプレーをしながら調和されている。
参考:オーケストラの楽器
弦楽器 | ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス等 |
木管楽器 | オーボエ、フルート、クラリネット等 |
金管楽器 | トランペット、トロンボーン、ホルン等 |
打楽器 | ティンパニ、シンバル、トライアングル、タンバリン等 |
鍵盤楽器 | ピアノ、オルガン等 |
さらに浦和レッズ・レディース・オーケストラは、ソロで活躍できると思われる程の演奏力を持ったピアニストやヴァイオリニストが多くいる。
そして浦和レッズ・レディース・オーケストラの楽団員は交響曲を合奏し、試合に勝利してWEリーグカップの決勝進出を決めた。
相手は、ヒーリングミュージックを奏でるバンド「東京Vベレーザ」
決勝戦(10/1(土) 16:00キックオフ)は
交響曲 vs ヒーリングミュージック
という興味深い対決となった。
ハイライト動画
フル動画
エンタメ度
エンタメ要素 | スマイル | 合計 |
---|---|---|
アグレッシブ Aggressive | 7 | 22 |
ビューティフル Beautiful | 8 | |
クリエイティブ Creative | 7 |
エンタメ度について
味付け風味
Entertaiment(面白い)度
要素
- Aggressive(アグレッシブ)
- Beautiful(ビューティフル)
- Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
- シュート多く
- 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)
個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。
Creative(クリエイティブ)
- アッと驚く意外性のあるプレー
フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。
そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化(試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。
ただし、この採点は個人的好みによるものです。
個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表
「試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。
または、後から視聴する場合の「見たい順」
結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル
」になる試合をするチームの順番。イレブン(スペイン語:once:オンセ)
No | チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|---|
1 | 横浜F・マリノス | J1 | ポステコグルー ケヴィン・マスカット |
2 | 川崎フロンターレ | J1 | 鬼木達 |
3 | 日本女子代表&U-20 | 代表 | 池田太 |
4 | サンフレッチェ広島レジーナ | WE | 中村伸 |
5 | ロアッソ熊本 | J2 | 大木武 |
6 | アルビレックス新潟 | J2 | 松橋力蔵 |
7 | サンフレッチェ広島 | J1 | ミヒャエル・スキッベ |
8 | マンチェスターシティ | プレミア | ペップ・グアルディオラ |
9 | セレッソ大阪 | J1 | 小菊昭雄 |
10 | サガン鳥栖 | J1 | 川井健太 |
11 | 東京23FC | 関東1部 | 小松祐己 |
サブメンバー
No | チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|---|
sub | 東京Vベレーザ | WE | 竹本一彦 |
※課題
視聴できているチームは限られる。
理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。
逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。
※欧州と日本のフットボールは別競技
欧州と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧州と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。
例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。
そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。
狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール
チーム例
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
日本女子代表&U-20 | 代表 | 池田太 |
ロアッソ熊本 | J2 | 大木武 |
東京23FC | 関東1部 | 小松祐己 |
狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボールは、魅力的に映り、日本人の感性にも合って「試合のエンターテインメント性における文化」になる可能性もあるのではないかと期待している。
日本と欧州の都市構造という文化面を比較して考えると、日本の都市部は狭いエリアに雑多な建物が混在していて、欧州は左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物で構成されているイメージ。
日本
都市構造 | 狭いエリアで雑多な建物 |
フットボール | 狭いエリアで数人がパスを繋ぐ |
欧州
都市構造 | 左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物 |
フットボール | 左右対称(シンメトリー)な配置で統一感のある距離間 |
参考)【エンタメ度】熊本1-0東京V(J2・第33節・8月28日)
名所「スクランブル交差点」フットボール
「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐこと」は大勢の人が「スクランブル交差点」を渡るイメージにどこか近いかもしれない。
「スクランブル交差点」は全国にどれだけあるのか分かりませんが、日本人として特別のものという感覚ではなく普通のものだったと思います。そんな日本の日常が海外の人達にとって特別なものらしく渋谷のスクランブル交差点は日本旅行の名所となった。
日本人にとっては普通で、海外の人にとっては特別なもの
これは物凄い差別化になっていると考えられる。
日本人にとっては普通のフットボールで、海外の人にとっては特別なフットボール
それが日本フットボールの名所になるかもしれない。
「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール」が日本フットボールの名所「スクランブル交差点フットボール」になるかどうか注目したい。
参考)【エンタメ度】熊本1-0大宮(J2・第34節・9月4日)
折り紙フットボール
実況でも耳にする
「良い形をつくりました」
「良い形ですね」
の「良い形」の「形」とは何なのか?
「形」を別の表現にしたらどうなるのか?
気になって思いついたのが
「良い形」→「良い作品」
その「作品」を日本風アートに絞って
「作品」→「折り紙」
になった。
つまり「折り紙フットボール」
狭いスペース(四角い千代紙)に
正確にボールを繋いで(折り目正しく折り目を付けて)つくる
良い形(良い作品=折り紙)
基礎と流儀の職人集団系とチャレンジ大好き外資系
基礎と流儀の職人集団系
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
川崎フロンターレ | J1 | 鬼木達 |
基礎(止めて蹴る)を極め
流儀(職人集団に合った状況判断・プレー選択)を体得した
一流の職人たちが
時代に合わせてチャレンジする
「伝統職人集団」的なチーム
チャレンジ大好き外資系
チーム | カテゴリー | 監督 |
---|---|---|
横浜F・マリノス | J1 | ポステコグルー ケヴィン・マスカット |
FC東京 | J1 | アルベル |
参考
ラーメン、カレー系の文化に発展するか?
外資系「チャレンジ&カバー」フットボールを日本人が好み、自らの発想を加えながら日本風「チャレンジ&カバー」フットボールに発展させることができるのか?
そうなってほしいと期待していますが、その筆頭に挙げられるのが松橋力蔵監督のアルビレックス新潟。ポステコグルーの下でコーチの経験を積んでいるようで、フットボールも似ている。
アルビレックス新潟のフットボールを
高速道路を作って走って遊園地へ行楽に出かける
というイメージに例えてみました。
- ボランチがコースを整備して高速道路を開通させる
- センターバックが縦に速く高速道路にボールを走らせる
- 高木&伊藤選手がテクニカルなインターチェンジの役割を果たし最適な道を選択する
- 目的地の遊園地エリアでは連携と創造の遊びを満喫する
中国の面料理が日本のラーメンとなり、インドのスパイス料理が英国経由で日本のカレーとなったように、外資系「チャレンジ&カバー」フットボールが日本風「チャレンジ&カバー」フットボールになるのか楽しみです。