試合エンタメ度

【エンタメ度】J1劇場化!

「気持ち」対「気持ち」の戦いのシーズン

横浜F・マリノス、優勝が見えてきた2連戦。

相手は残留争いで「気持ち」がプレーに溢れてる。

10月8日 対ガンバ大阪戦

立ち上がり、確実に丁寧にボールを繋げ慎重にプレーをしているように見えたマリノス。

マリノスは優勝を意識して気持ちがブレて「確実・丁寧・慎重な」プレーに走りがちになった結果、「チャレンジ&カバー」の効果がそがれて、ガンバの岩盤&鉄壁で何重にも固められの防御壁をこじ開けることができなかったのかもしれない。

参考:【エンタメ度】チャレンジ&カバーはダイナミズムが大切

優勝への意識とガンバ大阪の戦術で「確実・丁寧・慎重な」プレーに走りがちになった。

それから4日後の10月12日対ジュビロ磐田戦。

立ち上がりに注目。

慎重な感じはない。

でも「バタバタ」な印象を受ける。

バタバタで…どこか焦っている?!

まさに「慎重」から180度方向が変わったように「バタバタ」

対するジュビロは、ガンバ大阪の戦い方と同じように、マリノスにボールを持たせスペースをなくし、マリノスの「チャレンジ&カバー」フットボールのダイナミズムを生むスプリント回数を減らした。

そして少ないチャンスを生かし気持ちでゴールを生みだした。

まるでガンバ大阪戦を再放送したかのような展開。

そうだ、J1劇場化!

「気持ち」対「気持ち」の戦いのシーズンになった。

フットボールとバスケットと卓球

フットボールとバスケットと卓球の面白さの特色を「選手の気持ちの映り方(見え方)」という観点からエンターテインメントに例えて比べてみると3者3様の違いを楽しめる。

スポーツエンタメ選手の気持ちの映り方(見え方)
フットボール絵、漫画気持ちをプレーから間接的に読み取る
バスケット音楽、ダンス気持ちが流れを作り、流れが得点に反映
卓球演劇、ドラマ気持ちが得点にダイレクトに反映
  • ※エンタメ:各スポーツと気持ちの映り方が似ているエンターテインメント
  • ※気持ちの映り方:力が拮抗している試合で顕著に見られる

フットボールについて普段は絵や漫画のように「絵(プレー)」を介して読者が「気持ち・心理」を読み取るイメージで、卓球は俳優の「気持ち・心理」がそのまま伝わってくる演劇やドラマのように選手の「気持ち・心理」がダイレクトに得点に反映している印象を持っています。

J1の優勝争い&残留争いが劇場化・ドラマ化して「気持ち・心理」が得点や勝利に映し出されダイレクトに伝わってくるようになった。

さあ、J1劇場化!

優勝争い劇場
順位チーム勝点33節
10/29
34節
11/5
得失
1横浜F・マリノス62浦和神戸+30
2川崎フロンターレ60神戸FC東京+21
ACL(プレーオフ)圏争い劇場
順位チーム勝点天皇杯決勝
10/16
33節
10/29
34節
11/5
ACL決勝
2023/2/19
得失
3サンフレッチェ広島54甲府札幌鳥栖+12
4セレッソ大阪50京都名古屋+7
5FC東京49名古屋川崎+5
6鹿島アントラーズ48清水G大阪+4
7柏レイソル47福岡湘南+1
8浦和レッズ44横浜FM福岡未定+12

ACL(プレーオフ)出場クラブの決め方

  1. 3位クラブ
  2. 浦和レッズがACL2022を優勝した場合→浦和レッズ
  3. サンフレッチェ広島が天皇杯を優勝しリーグ戦で2位または3位になった場合→4位クラブ
残留争い劇場
順位チーム勝点延期
10/22
33節
10/29
34節
11/5
得失
12北海道コンサドーレ札幌39広島清水−12
13湘南ベルマーレ35鳥栖−12
14京都サンガF.C.34C大阪磐田−8
15アビスパ福岡34浦和−10
16ガンバ大阪33磐田鹿島−13
17清水エスパルス32磐田鹿島札幌−8
18ジュビロ磐田28清水G大阪京都−23
  • 16位:J1参入プレーオフ
  • 17位:自動降格
  • 18位:自動降格
エンタメ要素スマイル合計
アグレッシブ
Aggressive
劇場ドラマ劇場ドラマ
ビューティフル
Beautiful
劇場ドラマ
クリエイティブ
Creative
劇場ドラマ

視聴履歴

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エンタメ度について

味付け風味

Entertaiment(面白い)度

要素

  • Aggressive(アグレッシブ)
  • Beautiful(ビューティフル)
  • Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
  • シュート多く
  • 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)

個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。

Creative(クリエイティブ)
  • アッと驚く意外性のあるプレー

 フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。

 そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。

 ただし、この採点は個人的好みによるものです。

個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表

試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。

または、後から視聴する場合の「見たい順」

結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル」になる試合をするチームの順番。

イレブン(スペイン語:once:オンセ)
Noチームカテゴリー監督
1横浜F・マリノスJ1ポステコグルー
ケヴィン・マスカット
2川崎フロンターレJ1鬼木達
3日本女子代表&U-20代表池田太
4サンフレッチェ広島レジーナWE中村伸
5ロアッソ熊本J2大木武
6アルビレックス新潟J2松橋力蔵
7サンフレッチェ広島J1ミヒャエル・スキッベ
8マンチェスターシティプレミアペップ・グアルディオラ
9セレッソ大阪J1小菊昭雄
10サガン鳥栖J1川井健太
11東京23FC関東1部小松祐己
サブメンバー
Noチームカテゴリー監督
sub東京VベレーザWE竹本一彦
sub浦和レッズレディースWE楠瀬直木

※課題

 視聴できているチームは限られる。

 理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。

 逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。

※欧州と日本のフットボールは別競技

 欧州と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧州と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。

 例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。

 そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。

狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール

チーム例

チームカテゴリー監督
日本女子代表&U-20代表池田太
ロアッソ熊本J2大木武
東京23FC関東1部小松祐己

 狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボールは、魅力的に映り、日本人の感性にも合って「試合のエンターテインメント性における文化」になる可能性もあるのではないかと期待している。

 日本と欧州の都市構造という文化面を比較して考えると、日本の都市部は狭いエリアに雑多な建物が混在していて、欧州は左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物で構成されているイメージ。

日本

都市構造狭いエリアで雑多な建物
フットボール狭いエリアで数人がパスを繋ぐ

欧州

都市構造左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物
フットボール左右対称(シンメトリー)な配置で統一感のある距離間

参考)【エンタメ度】熊本1-0東京V(J2・第33節・8月28日)

名所「スクランブル交差点」フットボール

 「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐこと」は大勢の人が「スクランブル交差点」を渡るイメージにどこか近いかもしれない。

 「スクランブル交差点」は全国にどれだけあるのか分かりませんが、日本人として特別のものという感覚ではなく普通のものだったと思います。そんな日本の日常が海外の人達にとって特別なものらしく渋谷のスクランブル交差点は日本旅行の名所となった。

日本人にとっては普通で、海外の人にとっては特別なもの

これは物凄い差別化になっていると考えられる。

日本人にとっては普通のフットボールで、海外の人にとっては特別なフットボール

それが日本フットボールの名所になるかもしれない。

「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール」が日本フットボールの名所「スクランブル交差点フットボール」になるかどうか注目したい。

参考)【エンタメ度】熊本1-0大宮(J2・第34節・9月4日)

折り紙フットボール

実況でも耳にする

「良い形をつくりました」

「良い形ですね」

の「良い形」の「形」とは何なのか?

「形」を別の表現にしたらどうなるのか?

気になって思いついたのが

「良い形」→「良い作品」

その「作品」を日本風アートに絞って

「作品」→「折り紙」

になった。

つまり「折り紙フットボール」

狭いスペース(四角い千代紙)に

正確にボールを繋いで(折り目正しく折り目を付けて)つくる

良い形(良い作品=折り紙)

参考)【エンタメ度】折り紙フットボール

基礎と流儀の職人集団系とチャレンジ大好き外資系

基礎と流儀の職人集団系

チームカテゴリー監督
川崎フロンターレJ1鬼木達

基礎(止めて蹴る)を極め

流儀(職人集団に合った状況判断・プレー選択)を体得した

一流の職人たちが

時代に合わせてチャレンジする

「伝統職人集団」的なチーム

チャレンジ大好き外資系

チームカテゴリー監督
横浜F・マリノスJ1ポステコグルー
ケヴィン・マスカット
FC東京J1アルベル

参考

ラーメン、カレー系の文化に発展するか?

 外資系「チャレンジ&カバー」フットボールを日本人が好み、自らの発想を加えながら日本風「チャレンジ&カバー」フットボールに発展させることができるのか?

 そうなってほしいと期待していますが、その筆頭に挙げられるのが松橋力蔵監督のアルビレックス新潟。ポステコグルーの下でコーチの経験を積んでいるようで、フットボールも似ている。

アルビレックス新潟のフットボールを

高速道路を作って走って遊園地へ行楽に出かける

というイメージに例えてみました。

  1. ボランチがコースを整備して高速道路を開通させる
  2. センターバックが縦に速く高速道路にボールを走らせる
  3. 高木&伊藤選手がテクニカルなインターチェンジの役割を果たし最適な道を選択する
  4. 目的地の遊園地エリアでは連携と創造の遊びを満喫する

 中国の面料理が日本のラーメンとなり、インドのスパイス料理が英国経由で日本のカレーとなったように、外資系「チャレンジ&カバー」フットボールが日本風「チャレンジ&カバー」フットボールになるのか楽しみです。

参考)【エンタメ度】横浜F・マリノス3-0湘南(J1 第25節 2022.9.3)