試合エンタメ度

【エンタメ度】U-17日本女子代表、たすき掛けフットボール

インドで開催中のU-17女子W杯

日本はどんなフットボールをしているのか?

第1節のタンザニア戦は

☆彡流れ星☆フットボール☆彡

参考:U-17日本女子代表は☆彡流れ星☆フットボール☆彡

第2節のカナダ戦は

シュート流星群フットボール

参考:U-17日本女子代表、シュート流星群フットボール

今回(10月18日)第3節のフランス戦は

たすき掛けフットボール

試合の入りは「流れ星・フットボール」の特徴でもある「縦にドリブル、縦にパス」を試みる。

しかし、「縦にドリブル」はフランスのスピード&パワーで止められ、「縦にパス」はオフサイドになったり、楔になる人がワンタッチ・フリックを頻繁に使うも読まれていた。おそらくフランスが「縦にドリブル、縦にパス」の「流れ星・フットボール」を相当対策していたと思える。

それでもシュートを遠目からでもドンドン打つ「シュート流星群フットボール」は威力を発揮し、中盤の大黒柱である谷川萌々子選手のグラウンダーの流れ星ショットがゴールに吸い込まれた。谷川選手は大会3得点目で決定力を見せている。

その後、次第にフランスの「縦にドリブル、縦にパス」対策と圧力に押されチャンスを作られるようになった。

日本はなんとか耐えて1-0のリードでハーフタイム。

後半開始、「縦にパス」の中心でゴールも決めた大黒柱である谷川選手が交代した。フランスの「縦にパス」対策への対応や、グループステージ突破を決めているので温存したという理由が考えられるが意外だった。

ところが

交替で入った丸井優奈選手は

斜め・ダイアゴナルなパスを繋ぐようになる。

言い換えれば

たすきを受け取った」丸井選手が

たすき掛けパス」によって試合を組み立てる。

つまり

たすき掛けフットボール

が始まった。

フランスは「縦にパス」を警戒していて、縦のコースを切り同時にFWの周りにマークを集中させ「縦にそろった配置」になっている。その「縦にそろった配置」をかいくぐる「斜め・ダイアゴナルなパス(たすき掛けパス)」を通し始めて、フランスの意表を突く形となった。

たすき掛けパス」によって試合を組み立て、「たすき掛けパス」によってチャンスを演出し始めるようになると、「縦にドリブル」でもチャンスを作れるようになっていく。

交代出場して

たすきを受け取ったFW板村真央が「縦にドリブル」でフランスを翻弄し

たすきを受け取ったFW柴田瞳選手が蹴ったコーナーキックを

たすきを受け取ったDF楠さやみがヘディングでゴールを決める。

まさに、この試合は

交代策(たすき掛け)によって「たすきを受け取った」選手たちを中心に、「たすき掛けパス」で試合を作り直し、「縦にドリブル」で脅威を与え、コーナーキックからゴールも生みだす

たすき掛けフットボール

エンタメ度
エンタメ要素スマイル合計
アグレッシブ
Aggressive
1028
ビューティフル
Beautiful
9
クリエイティブ
Creative
9

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エンタメ度について

味付け風味

Entertaiment(面白い)度

要素

  • Aggressive(アグレッシブ)
  • Beautiful(ビューティフル)
  • Creative(クリエイティブ)
Aggressive(アグレッシブ)
  • シュート多く
  • 反則少ない
Beautiful(ビューティフル)

個人、グループ、チーム戦術が整っていてスムーズにプレーする。つまり意図した個人、グループ、チームプレーがビューティフル。

Creative(クリエイティブ)
  • アッと驚く意外性のあるプレー

 フットボールも文化になる、またはなりつつあるとすれば、食文化である「ラーメン、カレー、すし」などの「国民食」のように、多くの視聴者に好まれる「日本的なエンタメ試合」が増えていてもおかしくない。

 そして多くの国民が「美味しい」と思う料理が「日本食文化」となるように、多くの視聴者が「面白い(美味しい)」と感じる試合が「日本フットボール文化試合のエンタメ面における)」になるのかもしれない。

 ただし、この採点は個人的好みによるものです。

個人的「Entertaiment(面白さ)」順位表

試合時間が同時だと仮定してライブで視聴するならどのチームの試合を見たいか?」の基準で順位付け。

または、後から視聴する場合の「見たい順」

結果「個人的好み」に合う「Entertaiment(面白い)度」の高いチームで、見ていて「スマイル」になる試合をするチームの順番。

イレブン(スペイン語:once:オンセ)
Noチームカテゴリー監督
1横浜F・マリノスJ1ポステコグルー
ケヴィン・マスカット
2川崎フロンターレJ1鬼木達
3日本女子代表&U-20代表池田太
4サンフレッチェ広島レジーナWE中村伸
5ロアッソ熊本J2大木武
6アルビレックス新潟J2松橋力蔵
7サンフレッチェ広島J1ミヒャエル・スキッベ
8マンチェスターシティプレミアペップ・グアルディオラ
9セレッソ大阪J1小菊昭雄
10サガン鳥栖J1川井健太
11東京23FC関東1部小松祐己
サブメンバー
Noチームカテゴリー監督
sub東京VベレーザWE竹本一彦
sub浦和レッズレディースWE楠瀬直木

※課題

 視聴できているチームは限られる。

 理由は、食事と似ていて満足する試合が多いのでお腹一杯になり、他のチームの試合を見れないので。

 逆に考えると、日本人が美味しいと感じる日本食のように、個人的にはJリーグも日本人が面白いと感じて満足する文化(エンターテインメント)になってきているのではないかと思っている。

※欧州と日本のフットボールは別競技

 欧州と日本のフットボールは別競技という話を聞きますが、欧州と日本の食文化は別物のように日本のフットボールが日本人の好みに合う(試合のエンターテインメント性における)文化になってきている一つの根拠になるかもしれない。

 例えば、ドイツの「ソーセージ&ビール」文化と日本の「ラーメン、カレー、すし」文化が別物のようにドイツと日本のフットボールは別競技であった方が文化的だと考えられる。

 そこで日本の「ラーメン、カレー、すし」文化にあたる日本のフットボールはどんなフットボールなのか?面白いと感じるチームの試合から探ぐって楽しむことができるのではないかと期待している。

狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール

チーム例

チームカテゴリー監督
日本女子代表&U-20代表池田太
ロアッソ熊本J2大木武
東京23FC関東1部小松祐己

 狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボールは、魅力的に映り、日本人の感性にも合って「試合のエンターテインメント性における文化」になる可能性もあるのではないかと期待している。

 日本と欧州の都市構造という文化面を比較して考えると、日本の都市部は狭いエリアに雑多な建物が混在していて、欧州は左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物で構成されているイメージ。

日本

都市構造狭いエリアで雑多な建物
フットボール狭いエリアで数人がパスを繋ぐ

欧州

都市構造左右対称(シンメトリー)な区画に統一感のある建物
フットボール左右対称(シンメトリー)な配置で統一感のある距離間

参考)【エンタメ度】熊本1-0東京V(J2・第33節・8月28日)

名所「スクランブル交差点」フットボール

 「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐこと」は大勢の人が「スクランブル交差点」を渡るイメージにどこか近いかもしれない。

 「スクランブル交差点」は全国にどれだけあるのか分かりませんが、日本人として特別のものという感覚ではなく普通のものだったと思います。そんな日本の日常が海外の人達にとって特別なものらしく渋谷のスクランブル交差点は日本旅行の名所となった。

日本人にとっては普通で、海外の人にとっては特別なもの

これは物凄い差別化になっていると考えられる。

日本人にとっては普通のフットボールで、海外の人にとっては特別なフットボール

それが日本フットボールの名所になるかもしれない。

「狭いエリアで数人の選手がぐるぐる回ってボールをポンポン繋ぐフットボール」が日本フットボールの名所「スクランブル交差点フットボール」になるかどうか注目したい。

参考)【エンタメ度】熊本1-0大宮(J2・第34節・9月4日)

折り紙フットボール

実況でも耳にする

「良い形をつくりました」

「良い形ですね」

の「良い形」の「形」とは何なのか?

「形」を別の表現にしたらどうなるのか?

気になって思いついたのが

「良い形」→「良い作品」

その「作品」を日本風アートに絞って

「作品」→「折り紙」

になった。

つまり「折り紙フットボール」

狭いスペース(四角い千代紙)に

正確にボールを繋いで(折り目正しく折り目を付けて)つくる

良い形(良い作品=折り紙)

参考)【エンタメ度】折り紙フットボール

基礎と流儀の職人集団系とチャレンジ大好き外資系

基礎と流儀の職人集団系

チームカテゴリー監督
川崎フロンターレJ1鬼木達

基礎(止めて蹴る)を極め

流儀(職人集団に合った状況判断・プレー選択)を体得した

一流の職人たちが

時代に合わせてチャレンジする

「伝統職人集団」的なチーム

チャレンジ大好き外資系

チームカテゴリー監督
横浜F・マリノスJ1ポステコグルー
ケヴィン・マスカット
FC東京J1アルベル

参考

ラーメン、カレー系の文化に発展するか?

 外資系「チャレンジ&カバー」フットボールを日本人が好み、自らの発想を加えながら日本風「チャレンジ&カバー」フットボールに発展させることができるのか?

 そうなってほしいと期待していますが、その筆頭に挙げられるのが松橋力蔵監督のアルビレックス新潟。ポステコグルーの下でコーチの経験を積んでいるようで、フットボールも似ている。

アルビレックス新潟のフットボールを

高速道路を作って走って遊園地へ行楽に出かける

というイメージに例えてみました。

  1. ボランチがコースを整備して高速道路を開通させる
  2. センターバックが縦に速く高速道路にボールを走らせる
  3. 高木&伊藤選手がテクニカルなインターチェンジの役割を果たし最適な道を選択する
  4. 目的地の遊園地エリアでは連携と創造の遊びを満喫する

 中国の面料理が日本のラーメンとなり、インドのスパイス料理が英国経由で日本のカレーとなったように、外資系「チャレンジ&カバー」フットボールが日本風「チャレンジ&カバー」フットボールになるのか楽しみです。

参考)【エンタメ度】横浜F・マリノス3-0湘南(J1 第25節 2022.9.3)