J1リーグの第3節(3月3日)
横浜F・マリノス vs サンフレッチェ広島
憧れのマリノス
マリノスの先発メンバーに井上健太選手が入る。
井上選手は横浜で生まれ育ち、マリノスの下部組織には縁がなかったそうですが、今シーズン大分トリニータから憧れのマリノスへ加入した。
プロになってからもマリノスの試合を見て学び、マリノスでのプレーを希望していたそうです。
この試合での井上選手のプレーぶりは
「チャレンジ&カバー」
そのもの。
なるほど水沼選手に代わってスタメンで起用される理由も分かった。
前節の「【横浜F・マリノス】「テクニック」と「チャレンジ&カバー」の関係」でマリノスは
「テクニック」より「信頼ネットワークの上に築かれたスムースなチャレンジ&カバー」を優先するフットボール
とコメントしましたが、井上選手のプレーは
「テクニック」より「チャレンジ&カバー」
に特徴があった。
右サイドを再三切り裂きクロスを上げ続けた。
生まれ育った街の憧れのマリノスで、井上選手の「チャレンジ&カバー」に期待が膨らんた。
広島はメリハリとバランスで成長
一方の広島の「個と組織のバランス良い」フットボールは「仕事と休み」のメリハリも考慮してモチベーションアップを図る。勝てば翌日休日になるから試合のモチベーションもアップする。
この試合を見て興味深かったのが、よく言われる「点が入りやすい時間帯」である「開始後・終了前の数分」での猛然プレス。
集中力が欠けやすい時間帯に猛然とプレスをかける。
「個と組織のバランス良い」フットボールは
「運動(仕事・猛烈プレス)と休憩(休日・インターバル)」という「メリハリ」
も効かせているのかもしれない。
「バランスの良い食事」と「良く動き良く休むメリハリ」によって身体や心が「健やかに成長」するように、「メリハリ」を効かせた「バランスの良いフットボール」を展開する広島は「健やかに成長」するための土壌が豊かだと考えられる。
その「健やかな成長」による「活躍」が広島をさらに強くするのではないかと期待している。
これから広島の試合を見る時は
「運動(仕事・猛烈プレス)と休憩(休日・インターバル)」のメリハリと「個と組織」のバランスを考えたフットボール
という、人の成長にとって大切な「メリハリ」と「バランス」を重視したチームマネジメントをしているのではないか、というイメージで追うのも面白そう。